第36回 問題88
生活支援技術
次のうち,嚥下機能の低下している利用者に提供するおやつとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1クッキー
- 2カステラ
- 3もなか
- 4餅
- 5プリン
答えと解説を見る
✓ これが正解5プリン
解説
なめらかでまとまりやすいプリンが最も適しています。
嚥下機能(飲み込む働き)が低下している人には、口の中でまとまりやすく、適度なやわらかさとなめらかさがあり、べたつかない食品が向いています。反対に、パサパサして口の中の水分を吸うもの、上あごに貼り付くもの、粘りが強くかみ切りにくいものは、むせや窒息の原因になります。
選択肢の食品を見ると、クッキーとカステラは口の中で水分を奪ってパサつき、まとまりにくい食品です。もなかは薄い皮が上あごに貼り付きやすく、餅は粘りが強くのどに詰まりやすい代表的な食品です。
プリンは、なめらかで均一なやわらかさがあり、舌で押しつぶしやすく、口の中でひとかたまりにまとまってのどを通りやすい食品です。そのため、嚥下機能が低下した利用者のおやつとして最も適しています。
見分けるときは、パサつく、貼り付く、粘るの3つを避け、なめらかでまとまるものを選ぶ、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1クッキー:クッキーは乾いていて、かむと細かく砕けてバラバラになり、まとまりにくい食べ物です。細かいかけらが気管に入りやすく、飲み込む力が弱い人ではむせる原因になります。
- 2カステラ:カステラはやわらかく見えますが、唾液を吸うと口の中で固まりにくくなり、のどに張り付くこともあります。そのまま出すのは、飲み込む力が弱った人には向きません。
- 3もなか:もなかの皮は薄く乾いていて、上あごや舌に貼り付きやすい食品です。中のあんにも粘りがあるため、飲み込む力が弱い人では口の中に残ったり、むせたりしやすくなります。
- 4餅:餅は粘りと弾力が強く、かみ切って飲み込める大きさにまとめるのが難しい食品です。のどに詰まると窒息につながるおそれが高く、避けるべき代表例といえます。
出典:第36回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題88。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)