第60回 午前 問31
理学療法評価学
WeeFIMで正しいの
WeeFIMで正しいのはどれか。
- 1できる活動を評価する。
- 2検査項目は15項目である。
- 3適応年齢は8歳以上である。
- 4介助の程度に応じて6段階で評価する。
- 5社会的交流として、遊びへの参加を評価する。
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✓ これが正解5社会的交流として、遊びへの参加を評価する。
解説
WeeFIMでは、社会的交流として遊びへの参加を評価します。
WeeFIMは、成人用のFIM(機能的自立度評価法)をもとに作られた子ども用の評価法で、日常生活でどのくらい介助を必要としているかを評価します。FIMと同じく、実際にしている活動を観察や聞き取りで評価し、運動項目と認知項目を合わせた18項目を、介助の量に応じて1~7点の7段階で採点します。対象はおおむね生後6か月から7歳ごろの子どもで、発達の途中にある子どもの生活の自立度を、年齢に応じた形でとらえられるよう工夫されています。
認知項目の一つである社会的交流では、子どもにとって大切な社会的な場面として、ほかの子どもとの遊びへの参加の様子を評価します。これに対し、できる活動をみるという記述は評価の原則と逆で、15項目・8歳以上・6段階という記述も、それぞれ18項目・乳幼児から学童期の初め・7段階という実際の仕様と食い違います。
したがって、正しいのは社会的交流として遊びへの参加を評価するという記述です。WeeFIMはFIMと同じ18項目・7段階・している活動、違いは子ども向けの年齢と内容、と覚えておくと整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1できる活動を評価する。:WeeFIMが点数にするのは、ふだんの生活の場で子どもが実際に行っている動作です。訓練室などで力を出せば可能という能力を評価する方法ではありません。
- 2検査項目は15項目である。:WeeFIMの項目は、セルフケアや移動などの運動面と、コミュニケーションなどの認知面を合わせて18あり、成人のFIMと同じ数です。15項目ではありません。
- 3適応年齢は8歳以上である。:WeeFIMが主に想定しているのは、乳児期の後半から小学校に入るころまでの子どもです。8歳以上を対象とする記述は、この想定と合いません。
- 4介助の程度に応じて6段階で評価する。:WeeFIMの採点は、完全自立の7点から全介助の1点までの7段階です。6段階で評価するという記述は、段階の数が合いません。
出典:第60回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問31(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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