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第60回 午前 問45

運動学

運動学に関する問題

正常歩行周期で膝関節伸展モーメントが最も作用するのはどれか。

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✓ これが正解2荷重応答期

解説

膝関節伸展モーメントは、荷重応答期に最も大きく作用します。

歩行中の関節モーメントは、床反力が関節のどちら側を通るかで決まる外からの力に対して、筋がどちら向きの力を出して釣り合わせているかを表します。初期接地のあとの荷重応答期には、体重が急に下肢にかかり、膝は軽く屈曲して衝撃を吸収します。このとき床反力は膝関節の後方を通るため、膝を曲げようとする力が働き、それに抗して大腿四頭筋が遠心性に働いて、膝関節伸展モーメントが歩行周期で最も大きくなります。

残りの時期は、体重がまだ十分にかかっていない瞬間、床反力が膝の前を通って外力そのものが膝を伸ばす時期、膝が曲がり始めて振り出しに備える時期、足が床から離れている時期で、いずれも大腿四頭筋が強く働いて膝を支える必要がありません。

したがって、膝関節伸展モーメントが最も作用するのは荷重応答期です。体重を受け止める荷重応答期は大腿四頭筋の出番、と場面と筋を結び付けて覚えると思い出しやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第60回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問45(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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