第60回 午前 問78
臨床医学
臨床医学に関する問題
正しい組合せはどれか。
- 1オペラント条件づけ ―― A. Beck
- 2自動思考 ―― J. Kabat-Zinn
- 3社会生活技能訓練 ―― R. Liberman
- 4動機づけ ―― I. Pavlov
- 5マインドフルネス ―― W. Miller
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✓ これが正解3社会生活技能訓練 ―― R. Liberman
解説
社会生活技能訓練を体系化したのは、Libermanです。
心理療法や行動の理論は、提唱した人物と結び付けて整理します。社会生活技能訓練(SST)は、対人関係や日常生活に必要な技能を、ロールプレイや練習、ほめることなどを通して身に付ける方法で、R. Libermanが統合失調症の人などへの治療法として体系化しました。日本でも精神科リハビリテーションで広く行われています。
ほかの組合せは、概念と人物が入れ替わっています。オペラント条件づけはSkinner、自動思考はBeckの認知療法、動機づけ面接はMiller、マインドフルネスを医療に取り入れたのはKabat-Zinn、古典的条件づけはPavlovと結び付きます。
したがって、正しい組合せは社会生活技能訓練とR. Libermanです。Skinnerはオペラント、Pavlovは古典的条件づけ、Beckは認知療法と自動思考、Millerは動機づけ面接、Kabat-Zinnはマインドフルネス、と対にして覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1オペラント条件づけ ―― A. Beck:行動のあとに報酬や罰を与えて頻度を変えるオペラント条件づけは、Skinnerが研究しました。A. Beckは、物事の受け止め方の偏りを修正する認知療法を創始した人物です。
- 2自動思考 ―― J. Kabat-Zinn:ある場面で自然に浮かぶ考えを指す自動思考は、認知療法の中心となる概念です。J. Kabat-Zinnは、瞑想の手法を医療に取り入れたストレス低減法で知られる人物です。
- 4動機づけ ―― I. Pavlov:I. Pavlovは、犬にベルの音と餌を組み合わせて示す実験で、古典的条件づけを明らかにした人物です。動機づけ面接を提唱した人物ではありません。
- 5マインドフルネス ―― W. Miller:W. Millerは、本人の中にある変わりたい気持ちを引き出す面接法を提唱した人物です。マインドフルネスと結び付く人物ではありません。
出典:第60回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問78(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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