第26回 問題25
精神保健福祉の原理
次のうち,ソーシャルグループワークについて,コノプカ(Konopka, G.)が提唱したものとして,正しいものを1つ選びなさい。
- 1社会的諸目標モデル
- 2社会的学習理論
- 3相互作用モデル
- 4課題グループ
- 5実践における14の原則
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✓ これが正解5実践における14の原則
解説
コノプカは、グループワーク実践の14の原則を示しました。
コノプカ(Konopka, G.)は、ソーシャルグループワークを、意図的なグループ経験を通して個人の社会的に機能する力を高め、個人や集団、地域社会の問題により効果的に対処できるよう人々を援助する方法として定義した人物です。各選択肢が、どの研究者の業績かで判断します。
コノプカは、グループワークの実践で援助者が守るべき原則を14にまとめました。メンバー一人ひとりの違いを認めて扱う個別化、グループそのものの個別化、メンバーをありのままに受け入れる受容、援助者とメンバーとの意図的な援助関係、メンバー同士の協力関係の促進、制限の適切な活用、プログラムの活用、継続的な評価などがその内容です。実践における14の原則が、コノプカの提唱したものです。
他の選択肢は、グループワークのモデルの分類で示された社会的な目標を重んじるモデル、他者の行動の観察による学習を説明する理論、シュワルツの相互作用モデル、目的に応じたグループの種類の一つを指しており、コノプカの提唱とは結び付きません。
覚え方として、コノプカは14の原則、シュワルツは相互作用モデル(媒介者としての援助者)、と人物と業績を一対一で押さえておくと迷いにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1社会的諸目標モデル:社会的諸目標モデルは、グループワークのモデルを整理した分類で示されたもので、民主的な社会参加や社会的な意識の向上をグループの目標に置く考え方です。コノプカの提唱したものではありません。
- 2社会的学習理論:社会的学習理論は、人は他者の行動を観察してまねることでも学ぶという考え方で、バンデューラが示したものです。グループワークの実践の原則として、コノプカが示したものではありません。
- 3相互作用モデル:相互作用モデルは、シュワルツが示したもので、援助者がメンバーと社会の間の媒介者となり、相互に助け合う関係を作ることを重視します。提唱者がコノプカとは異なります。
- 4課題グループ:課題グループは、組織の課題を解決したり意思決定を行ったりすることを目的とするグループの種類を指す語です。グループの分類の一つであり、コノプカが示した実践の原則とは別のものです。
出典:第26回 精神保健福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題25。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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