令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問4
エンジニアリングシステム
EMSに関する問題
EMS(Electronics Manufacturing Services)の説明として,適切なものはどれか。
- ア相手先ブランドで販売する電子機器の設計だけを受託し,製造は相手先で行う。
- イ外部から調達した電子機器に付加価値を加えて,自社ブランドで販売する。
- ウ自社ブランドで販売する電子機器のソフトウェア開発だけを外部に委託し,ハードウェアは自社で設計製造する。
- エ生産設備をもつ企業が,他社からの委託を受けて電子機器を製造する。
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✓ これが正解エ生産設備をもつ企業が,他社からの委託を受けて電子機器を製造する。
解説
EMSは他社から委託を受けて電子機器の製造を請け負う事業形態です。
EMS(Electronics Manufacturing Services)は、名前のとおり電子機器の製造(Manufacturing)をサービスとして請け負う事業形態です。見分ける軸は、誰が生産設備をもち、どの工程を受託しているかです。EMS 企業は自ら工場などの生産設備をもち、ブランドをもつ他社から委託を受けて電子機器を製造します。委託した側は製造を任せることで、設備投資を抑え、製品企画や販売に経営資源を集中できます。生産設備をもつ企業が他社の委託で電子機器を製造するという説明は、この形にそのまま当てはまります。受託するのが製造なのか設計なのか、自社ブランドで売るのかを切り分けると、似た説明と混同しにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア相手先ブランドで販売する電子機器の設計だ…:設計だけを受託して製造は相手先に任せる形は、製造を請け負う EMS とは受託する工程が逆です。EMS の中心は生産設備を使った製造の受託であり、設計のみの請負はその説明になりません。
- イ外部から調達した電子機器に付加価値を加え…:外部から調達した電子機器に付加価値を加えて自社ブランドで販売するのは、販売する側の事業の説明です。他社のために製造を請け負う EMS とは立場が異なり、委託を受ける関係も出てきません。
- ウ自社ブランドで販売する電子機器のソフトウ…:ソフトウェア開発だけを外部に委託し、ハードウェアは自社で設計・製造するという形は、電子機器の製造を外部に任せる EMS の活用とは逆の分担です。製造の受託という EMS の要素が含まれていません。
この問題の用語
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
出典:令和元年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問4
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