令和4年度 北海道 午後 問9
人体の働きと医薬品
骨吸収に関する問題
皮膚、骨に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 体温が上がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が開き、体外へより多くの熱を排出する。
b 骨は体の器官のうち最も硬い組織の一つで、造血機能を持たない。
c 骨の成長が停止すると骨吸収と骨形成は行われず、カルシウムが骨から溶け出し骨密度は低下する。
d ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 誤 正
- 2正 誤 正 誤
- 3正 誤 誤 正
- 4誤 誤 正 正
- 5誤 正 誤 誤
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✓ これが正解3正 誤 誤 正
解説
aとdが正、骨は造血機能を持ち、成長停止後も骨吸収と骨形成が続く
皮膚と骨の働きは、手引き第2章の外皮系と骨格系の項で判断します。骨の機能の一覧と、骨が生きた組織として作り替えられ続けることがポイントです。
aは正しい記述です。体温が上がり始めると、皮膚の毛細血管に血液がより多く流れるよう血管が開き、体外へ熱を逃がします。bは誤りです。骨は体の器官のうち最も硬い組織の一つですが、骨髄で赤血球、白血球、血小板のもとになる細胞が作られるので、造血機能をもっています。cも誤りです。骨は成長が停止した後も一生を通じて、破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が繰り返されています。この二つの釣り合いが取れることで一定の骨密度が保たれます。dは正しい記述で、皮膚の表面に常にいる微生物(常在菌)が、病原菌の繁殖を抑えています。
よって、a正・b誤・c誤・d正の組み合わせが正解です。骨の働きは支持、保護、運動、造血、貯蔵の五つとまとめて覚えておくと、造血を落とす誤りに気付けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 誤 正:bを正としていますが、骨は骨髄で血液の細胞を作る造血機能をもちます。造血機能を持たないとする記述は誤りで、この組み合わせは当てはまりません。
- 2正 誤 正 誤:cを正、dを誤としています。骨吸収と骨形成は成長停止後も続くのでcは誤りで、皮膚表面の常在菌が病原菌の繁殖を抑えるというdは正しい記述です。
- 4誤 誤 正 正:aを誤としていますが、体温が上がると皮膚の毛細血管が開いて熱を逃がすのでaは正しい記述です。成長停止後に骨の作り替えが止まるとするcも誤りです。
- 5誤 正 誤 誤:aとdを誤、bを正としていて、判定がほぼ逆です。骨には造血機能があり、皮膚の血管の拡張による放熱と常在菌の働きはどちらも正しい内容です。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問9(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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