令和6年度 北海道 午後 問9
人体の働きと医薬品
角膜に関する問題
目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眼球の外側は、正面前方付近(黒目の部分)のみ透明な角膜が覆い、その他の部分は強膜という乳白色の比較的丈夫な結合組織が覆っている。
b 透明な角膜や水晶体には血管が通っており、血液によって栄養分や酸素が供給される。
c 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときは丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。
d 眼瞼(まぶた)は、素早くまばたき運動ができるよう、皮下組織が少なく薄くできている。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2誤 誤 正 正
- 3正 正 誤 正
- 4正 誤 誤 正
- 5誤 正 誤 誤
答えと解説を見る
✓ これが正解4正 誤 誤 正
解説
a・dが正しく、bは血管が無い点、cは遠近が逆で誤り。
目の構造(手引き第2章 感覚器官の目)で判断します。
aは正しい記述で、眼球の外側は黒目の部分だけを透明な角膜が覆い、ほかの部分は強膜という乳白色の比較的丈夫な結合組織が覆っています。bは誤りです。透明な角膜や水晶体には血管が通っておらず、栄養分や酸素は眼球内を満たす房水によって供給されます。cも誤りです。水晶体は、周りを囲む毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になります。記述は遠近が逆です。dは正しい記述で、眼瞼(まぶた)は素早くまばたきできるよう皮下組織が少なく薄くできています。そのため内出血や裂傷を生じやすく、むくみも現れやすい部位です。
よって、a正・b誤・c誤・d正とする組み合わせが正解です。見分け方として、近くを見るときはピントを強く合わせる必要があるので水晶体が厚くなる、と理屈で押さえておくと遠近を取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 誤:b・cを正、dを誤としていますが、角膜と水晶体に血管は通っておらずbは誤り、cは遠近が逆で誤り、まぶたが薄くできているというdは正しい記述です。
- 2誤 誤 正 正:aを誤、cを正としている点が違います。強膜が乳白色の結合組織で角膜以外を覆うというaは正しく、遠くを見るとき水晶体が厚くなるとするcは誤りです。
- 3正 正 誤 正:bを正としている点が違います。角膜や水晶体には血管が通っておらず、房水から栄養分や酸素を受け取るので、bは誤りです。
- 5誤 正 誤 誤:aとdを誤、bを正としています。強膜とまぶたに関する記述はどちらも正しく、角膜や水晶体に血管が通っているとするbが誤りです。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問9(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)