令和6年度 北海道 午後 問17
人体の働きと医薬品
偽アルドステロン症に関する問題
偽アルドステロン症に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
偽アルドステロン症とは、体内に( a )と水が貯留し、体から( b )が失われることによって生じる病態である。( c )からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。
- 1a=ナトリウム b=カリウム c=副腎皮質
- 2a=カリウム b=カルシウム c=副腎髄質
- 3a=ナトリウム b=カリウム c=副腎髄質
- 4a=カリウム b=ナトリウム c=副腎髄質
- 5a=ナトリウム b=カルシウム c=副腎皮質
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✓ これが正解1a=ナトリウム b=カリウム c=副腎皮質
解説
aはナトリウム、bはカリウム、cは副腎皮質が入ります。
偽アルドステロン症の仕組み(手引き第2章 症状からみた主な副作用)で判断します。
空欄a・bについて。アルドステロンは、体内にナトリウムと水をため、カリウムを体外へ出すように働く副腎皮質ホルモンです。偽アルドステロン症ではこれと同じ状態、すなわち体内にナトリウムと水が貯留し、体からカリウムが失われる状態が起こります。aにはナトリウム、bにはカリウムが入り、カルシウムはこの病態の説明には出てきません。
空欄cについて。アルドステロンを分泌するのは副腎皮質です。副腎皮質からのアルドステロン分泌が増えていないのに同じ状態になるので、偽(にせ)のアルドステロン症と呼ばれます。副腎髄質が分泌するのはアドレナリンとノルアドレナリンなので、cには当てはまりません。偽アルドステロン症では手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛などが現れることがあり、甘草(グリチルリチン酸)を含む医薬品などで注意が必要とされます。
覚え方として、ナトリウムと水は体にたまる、カリウムは出ていく、ホルモンは皮質から、と3点をセットで覚えておきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2a=カリウム b=カルシウム c=副腎髄質:a・b・cのすべてが違います。体内に貯留するのはナトリウムで、失われるのはカリウム、アルドステロンを分泌するのは副腎皮質です。
- 3a=ナトリウム b=カリウム c=副腎髄質:aとbは合っていますが、cが違います。アルドステロンは副腎皮質ホルモンで、副腎髄質はアドレナリンなどを分泌する部位です。
- 4a=カリウム b=ナトリウム c=副腎髄質:aとbが入れ替わり、cも違います。偽アルドステロン症で貯留するのはナトリウム、失われるのはカリウムで、アルドステロンの分泌部位は副腎皮質です。
- 5a=ナトリウム b=カルシウム c=副腎皮質:aとcは合っていますが、bが違います。偽アルドステロン症で体から失われるのはカリウムで、カルシウムではありません。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問17(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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