平成21年度 春期 午前 問44
開発技術
DFD作成の手順
新システムのモデル化を行う場合の DFD 作成の手順として,適切なものはどれか。
- ア現物理モデル → 現論理モデル → 新物理モデル → 新論理モデル
- イ現物理モデル → 現論理モデル → 新論理モデル → 新物理モデル
- ウ現論理モデル → 現物理モデル → 新物理モデル → 新論理モデル
- エ現論理モデル → 現物理モデル → 新論理モデル → 新物理モデル
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✓ これが正解イ現物理モデル → 現論理モデル → 新論理モデル → 新物理モデル
解説
現物理から論理へ抽象、次に新論理を描き、最後に新物理へ落とします。
この設問は、新しいシステムを DFD で描く際の手順として、四つの段階をどの並びで進めるのが適切かを問うています。ですから、いまの姿と新しい姿という時間の軸と、実装に依存する物理面と本質を残す論理面という抽象の軸の、二つの向きをそれぞれどう動かすかを追う一点で見分けます。求められている進め方は、まず現行の姿を実装ごと写し取り、そこから実装依存を落として本質を残した論理の姿に整理してから、新しい要求を反映した本質の姿を論理面で描き、最後にそれを実装の手段に落として物理の姿にする、という道筋です。したがって、現物理から現論理へ、次に新論理を描き、最後に新物理へ落とすと並ぶものが、いまの実装から抽象化を経て新しい実装へ橋渡しするという手順に合います。他の三つは、新しい姿を論理の面で描く前に新物理へ跳ぶ、あるいは現状把握で現論理を現物理より先に置く、という並びで、抽象と具体を段階的に動かす道筋から外れます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア現物理モデル → 現論理モデル → 新物…:現物理から現論理までは同じ並びですが、そのあと新論理を描く前に新物理へ跳んでいます。新しい要求を本質の面で整理しないまま実装の手段に踏み込むので、論理の姿を描いてから具体化する、という道筋と噛み合いません。
- ウ現論理モデル → 現物理モデル → 新物…:現論理を先に置いてから現物理へ下り、そのあと新物理を経て新論理で締めくくる並びを述べています。現状把握はいまの実装を写し取ってから抽象化する向きなのに逆に下っており、新しい姿でも論理と物理の順が入れ替わっています。
- エ現論理モデル → 現物理モデル → 新論…:現論理から現物理へ進み、そのまま新論理・新物理と並べていく順を述べています。現状把握の段で先に論理から入っており、いまの実装を写し取ってから抽象化して橋渡しするという入口の踏み方が異なります。
出典:平成21年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問44
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