平成21年度 春期 午前 問68
経営戦略
SWOT分析に関する問題
SWOT 分析を説明したものはどれか。
- ア企業の財務諸表を基に,収益性及び安全性を分析する手法である。
- イ経営戦略を立てるために,自社の強みと弱み,機会と脅威を分析する手法である。
- ウ自社製品・サービスの市場での位置付けや評価を明らかにする手法である。
- エ自社製品の価格設定のために,市場での競争力を分析する手法である。
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✓ これが正解イ経営戦略を立てるために,自社の強みと弱み,機会と脅威を分析する手法である。
解説
自社の強みと弱み、機会と脅威を並べて経営戦略を組み立てます。
設問は、SWOT 分析とはどのような手法かを四つの記述から選ばせています。ですから、選び方の軸は、その手法が、経営戦略を組み立てるために、自社の内側にある強みや弱みと、外側で起きている機会や脅威とを並べて見比べる形を採るのか、それとも財務諸表を使って収益性や安全性を数字で測る形か、市場での自社の位置づけを明らかにする形か、価格を決めるために市場の競争力を測る形か、という一点で見分けます。求められているのは、自社の内側の性質を強みと弱みの二つに分け、外側の環境を機会と脅威の二つに分けて、あわせて四つの箱として並べ、その組合せから経営戦略の方向を導くという型です。したがって、強みと弱み、機会と脅威を分析する手法だと述べるものが、この位置づけと合います。ほかの三つは、財務指標の分析、市場での位置づけの明確化、価格設定のための競争力分析で、いずれも内と外の四つを並べて戦略を導くという型とは、扱う対象と目的が違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア企業の財務諸表を基に,収益性及び安全性を…:企業の財務諸表をもとに収益性や安全性を分析する手法だと述べています。過去の実績値を指標で測る財務分析の型で、自社の内外の要因を強みと弱み、機会と脅威に分けて戦略を導く手法とは、扱う情報の源と目的が違います。
- ウ自社製品・サービスの市場での位置付けや評…:自社の製品やサービスの市場での位置づけや評価を明らかにする手法だと述べています。市場での相対的な立ち位置を測る観点で、内側の性質と外側の環境の四つを並べて戦略の方向を組み立てる型とは、扱う切り口が違います。
- エ自社製品の価格設定のために,市場での競争…:自社製品の価格設定のために、市場での競争力を分析する手法だと述べています。価格を決めるという特定の目的のために市場側だけを見る話で、内外の四つの要因を並べて経営戦略の骨格を導く手法とは、対象範囲と目的が違います。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 財務諸表会社のお金の状況をまとめて、外部に示すための書類のことです。損益計算書や貸借対照表、製造原価明細書などが含まれます。
- 脅威情報資産に害を及ぼしうる出来事や行為のもと。弱点である脆弱性と結び付いたときに、実際の被害につながります。
出典:平成21年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問68
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問37:サイドチャネル攻撃に該当するもの(脅威)
- 令和6年度 秋期 午前 問68:アンゾフの成長マトリクスの説明(脅威)
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