平成28年度 秋期 午前 問68
経営戦略
成長マトリクスの説明
アンゾフが提唱する成長マトリクスを説明したものはどれか。
- ア自社の強みと弱み,市場における機会と脅威を,分類ごとに列挙して,事業戦略における企業の環境分析を行う。
- イ製品と市場の視点から,事業拡大の方向性を市場浸透・製品開発・市場開拓・多角化に分けて,戦略を検討する。
- ウ製品の市場占有率と市場成長率から,企業がそれぞれの事業に対する経営資源の最適配分を意思決定する。
- エ製品の導入期・成長期・成熟期・衰退期の各段階に応じて,製品の改良,新品種の追加,製品廃棄などを計画する。
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✓ これが正解イ製品と市場の視点から,事業拡大の方向性を市場浸透・製品開発・市場開拓・多角化に分けて,戦略を検討する。
解説
成長マトリクスは、製品と市場を軸に置いた四つの枠です。
設問は、アンゾフが提唱する成長マトリクスを説明したものを選ばせています。この種の手法を見分けるときに効くのは、何を軸に取っているかという一点です。成長マトリクスは製品と市場の二つを軸に取り、それぞれを今あるものとこれから手を出すものに分けて、掛け合わせた四つの枠で事業を伸ばす方向を考えます。今の製品を今の市場でもっと売る、今の市場に新しい製品を出す、今の製品を新しい市場へ持っていく、製品も市場もどちらも新しくする、という四つで、最後の一つは踏む段が二つあるぶん危うさも大きくなります。軸がこの二つであること、そして四つの区分の呼び名がそのまま並んでいることを確かめれば、迷う余地はなくなります。よって、製品と市場の視点から、事業拡大の方向性を市場浸透・製品開発・市場開拓・多角化に分けて戦略を検討するという記述が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア自社の強みと弱み,市場における機会と脅威…:自社の中で優れている点と劣る点、外の世界で追い風になる事柄と向かい風になる事柄を、四つの枠に書き出す手法です。軸に取っているのが内と外、そして有利か不利かであり、扱う対象が異なります。
- ウ製品の市場占有率と市場成長率から,企業が…:その事業が市場でどれだけの割合を占めているかと、その市場自体がどれだけ伸びているかを軸に、限られた資源をどこへ振り向けるかを決める手法です。今持っている事業の資源配分を論じており、形は似ていても軸が違います。
- エ製品の導入期・成長期・成熟期・衰退期の各…:売り出してから姿を消すまでを四つの段階に分け、段階ごとに手を加えたり品ぞろえを増やしたり打ち切ったりする考え方です。取っている軸は時の流れ一本だけで、掛け合わせた枠にはなっていません。
この問題の用語
- 脅威情報資産に害を及ぼしうる出来事や行為のもと。弱点である脆弱性と結び付いたときに、実際の被害につながります。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 廃棄使わなくなった機器や書類を、処分することをいいます。記録が残る装置は、全領域を上書きしてから引き渡します。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問68
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問80:このRoHS指令の目的(廃棄)
- 令和7年度 春期 午前 問37:サイドチャネル攻撃に該当するもの(脅威)
- 令和6年度 秋期 午前 問68:アンゾフの成長マトリクスの説明(脅威)
- 令和6年度 秋期 午前 問57:入出力データの管理方針の例(廃棄)
- 令和6年度 春期 午前 問57:GHGプロトコルに関する問題(廃棄)
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