平成22年度 秋期 午前 問17
システム構成要素
Bの稼働率
3 台の装置 X 〜 Z を接続したシステム A,B の稼働率について,適切なものはどれか。ここで,3 台の装置の稼働率は,いずれも 0 より大きく 1 より小さいものとする。
〔システム A・B の接続〕
A … X と Y を並列につなぎ、その先に Z を直列につなぐ
┌ X ┐
───┤ ├─── Z ───
└ Y ┘
B … X と Z を直列につないだ経路と、Y の経路を並列につなぐ
┌ X ─ Z ┐
───┤ ├───
└ Y ┘- ア各装置の稼働率の値によって,A と B の稼働率のどちらが高いかは変化する。
- イ常に A と B の稼働率は等しい。
- ウ常に A の稼働率が高い。
- エ常に B の稼働率が高い。
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✓ これが正解エ常に B の稼働率が高い。
解説
差が必ず正になる形にまとまり、常に一方が高くなります。
見た目で比べず、信頼性ブロック図として読んで式にしてから引き算をします。直列につないだ部分は両方が動いて初めて動くので掛け算になり、並列につないだ部分はどちらかが動けばよいので、両方が止まる確率を 1 から引いた形になります。この規則で 2 つの構成の稼働率を書き下し、差を取ります。すると共通する項が消えて、一方の装置の稼働率に、もう一方が止まる確率を掛けた積だけが残ります。設問は 3 台の装置の稼働率がいずれも 0 より大きく 1 より小さいとしていますから、この積は必ず正です。したがって差の符号は装置の値によらず一定で、常に一方が高いという結論になります。式を言葉に戻すと理由も見えます。1 台だけで全体を支えている箇所があると、そこが止まった瞬間に全部が止まります。もう一方の構成では、片方の道が止まっても別の道が生きています。残った積は、まさにその救われる分を表しています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア各装置の稼働率の値によって,A と B …:差を計算すると、変数を含んだまま符号が決まる形にまとまります。与えられた範囲ではどの値を入れても符号が変わらないので、大小が入れ替わることはありません。
- イ常に A と B の稼働率は等しい。:同じ 3 台を使っていても、つなぎ方が違えば式も違います。引き算の結果は与えられた範囲で 0 にならないので、等しくなる場面がありません。
- ウ常に A の稼働率が高い。:大小の向きが逆です。1 台だけで全体を支えている箇所がある側は、そこが止まれば全部が止まるため、道が二重になっている側より低くなります。
この問題の用語
- 稼働率使える状態だった時間が、全体のどれだけを占めるかを表す割合。約束した水準を守れたかどうかの物差しになります。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問17
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問13:稼働率に関する問題(稼働率)
- 令和7年度 春期 午前 問13:稼働率の関係を示したグラフ(稼働率)
- 令和7年度 春期 午前 問12:稼働率に関する問題(稼働率)
- 令和6年度 秋期 午前 問14:稼働率を高い順に並べたもの(稼働率)
- 令和5年度 秋期 午前 問15:稼働率に関する問題(稼働率)
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