平成22年度 春期 午前 問78
企業活動
当期の営業利益
期末の決算において,表の損益計算資料が得られた。当期の営業利益は何百万円か。
〔表〕損益計算資料(単位 百万円)
項目 │ 金額 売上高 │ 1,500 売上原価 │ 1,000 販売費及び一般管理費 │ 200 営業外収益 │ 40 営業外費用 │ 30
- ア270
- イ300
- ウ310
- エ500
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✓ これが正解イ300
解説
売上高から原価と販売費などを引いて300です。
利益を尋ねる設問は、損益計算書の段を上から書き出し、問われている語が何段目かを先に指すと迷いません。段は順に、売上高から売上原価を引いた売上総利益、そこから販売費及び一般管理費を引いた営業利益、それに営業外収益を足して営業外費用を引いた経常利益と続きます。問われているのは二段目ですから、使うのは表の上から三行までだと先に決まります。売上高1,500から売上原価1,000を引くと売上総利益は500、そこから販売費及び一般管理費200を引いて300になります。したがって当期の営業利益は300百万円です。営業外の二行を使わないのは、この段が本業のもうけを測るためのものだからです。受取利息や支払利息といった財務活動の損益を混ぜてしまうと、本業の実力が見えなくなります。逆に、借入の多い会社の姿を見たいときは一段下まで進めます。表は損益計算書の並びどおりに並んでいるので、どこで線を引くかだけを決めれば計算は短くすみます。混同しやすいのは売上原価と販売費及び一般管理費で、前者は売る物を作ったり仕入れたりするための費用、後者は売る活動や会社を回すための費用です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア270:本業のもうけから営業外費用の30だけを差し引いた値です。引くだけ引いて営業外収益の40を足していないため、五つの利益のどの段にも当たらない中途半端な数になります。
- ウ310:一段進みすぎた値で、本業のもうけに営業外収益40を足し営業外費用30を引いた経常利益に当たります。表の五行をすべて使ってしまうと、この数が出てきます。
- エ500:売上高から売上原価だけを引いた粗利にあたる値で、一段手前で止まっています。販売費及び一般管理費200を引き忘れると、この数のまま答えてしまいます。
この問題の用語
- 原価製品やサービスを作るためにかかった費用のことです。材料費、労務費、経費を合わせて、その期の製造費用として計算します。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問78
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 秋期 午前 問77:除却損に関する問題(原価)
- 令和5年度 春期 午前 問76:製造原価の経費に算入する費用(原価)
- 令和元年度 秋期 午前 問62:TCOに関する問題(原価)
- 平成31年度 春期 午前 問77:標準原価計算に関する問題(原価)
- 平成31年度 春期 午前 問76:変動費率に関する問題(原価)
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