平成23年度 特別 午前 問39
ネットワーク
MIBに関する問題
TCP/IP の環境で使用されるプロトコルのうち,構成機器や障害時の情報収集を行うために使用されるネットワーク管理プロトコルはどれか。
- アNNTP
- イNTP
- ウSMTP
- エSNMP
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✓ これが正解エSNMP
解説
管理を表す語が入る SNMP が該当します。
四つとも似た形の略語ですから、展開して意味を読むのが確実です。求められているのは、機器の構成や障害のときの情報を集めるための、ネットワーク管理の約束事です。SNMP は Simple Network Management Protocol の略で、真ん中の語が管理を表しています。設問の言葉とそのまま重なりますので、ここで決まります。この仕組みでは、管理する側をマネージャ、管理される機器の側をエージェントと呼びます。情報のやり取りには二つの向きがあり、一つはマネージャが定期的に問い合わせて集める向き、もう一つは機器の側から異常を知らせる向きです。設問が挙げている障害のときの情報収集は、後者が受け持つ場面にあたります。集める項目の名簿は MIB として定められており、回線の使い具合や誤りの数、動き続けている時間などを、同じ決まりで読み出せます。残りの三つが扱うのは、記事のやり取り、時刻合わせ、電子メールの送信です。どれも大切な役目ですが、集めている中身が構成や障害の情報ではありません。綴りのよく似たものが混じっていますので、頭の文字だけを見て決めず、真ん中の文字を声に出して確かめてください。この問いは知識よりも、読み違いを誘う作りになっています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アNNTP:ネットワーク上の記事をやり取りするための約束事です。綴りが正解と似ているため紛れますが、二文字目が表しているのはニュースであって、機器の管理ではありません。
- イNTP:機器の時刻を合わせるための約束事です。時刻がそろっていないと記録の突き合わせができませんので運用には欠かせませんが、やり取りしている中身は時刻であって、構成や障害の情報ではありません。
- ウSMTP:電子メールを送り出すための約束事です。これも綴りが似ていますが、真ん中の文字が表しているのはメールであり、機器の状態を集めて回る働きは持ちません。
この問題の用語
- NTPネットワーク越しに機器の時計を正しい時刻へ合わせる決まりです。基準の時計から階層的に時刻を配り、機器どうしの時刻をそろえます。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問39
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(TCP)
- 令和7年度 春期 午前 問33:ウェルノウンポートに関する問題(SMTP)
- 令和6年度 秋期 午前 問38:IPアドレス空間に関する問題(SMTP)
- 令和4年度 春期 午前 問33:UDPを使用しているもの(NTP)
- 令和2年度 10月 午前 問34:プライベートIPアドレスの問題(NTP)
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