令和4年度 秋期 午前 問32
ネットワーク
ウェルノウンポート番号の問題
TCP/IP ネットワークで,データ転送用と制御用とに異なるウェルノウンポート番号が割り当てられているプロトコルはどれか。
- アFTP
- イPOP3
- ウSMTP
- エSNMP
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✓ これが正解アFTP
解説
指示の道と中身の道が分かれています。
設問は、データ転送用と制御用とに異なるウェルノウンポート番号が割り当てられているプロトコルを選ばせています。軸は、窓口の番号が二つあるかどうかではなく、その二つが何によって分かれているかです。設問が言う分かれ方は、指示をやり取りする道と、中身そのものを運ぶ道という切り分けです。正解は FTP です。指示をやり取りする道は接続している間ずっと張ったままにしておき、ログインや場所の移動、転送の開始といったやり取りを流します。中身を運ぶ道は、ファイル一つを送るたびに新しく張って、終わったら切ります。二本に分けてあるおかげで、大きなファイルを送っている最中でも中断の指示を送り届けられます。窓口の番号そのものは設問文にも選択肢にも書かれていないので、ここでは数値ではなく役割の違いで見分けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イPOP3:受け取った側のメールを手元へ取り出すための方式です。待ち受ける窓口は一つだけなので、設問が求めている二とおりの分かれ方そのものが当てはまりません。
- ウSMTP:メールを相手側へ送り出すための方式で、標準の窓口はやはり一つです。暗号化した場合や投稿専用に別の番号が加わることはありますが、それは用途違いの追加にすぎません。
- エSNMP:確かに二つの番号を使い分けますが、分かれる理由が違います。管理する側から尋ねに行く通信と、機器の側から自発的に上がってくる知らせという、向きによる分担です。
この問題の用語
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- ポート番号同じ機器の中で、どの用途の通信かを見分けるための番号。住所が建物にあたるなら、これは部屋番号にあたります。
- POP3メールを受け取るためのしくみで、端末へ取り込んで読む形です。送信に使うものではなく、送信にはSMTPを使います。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問32
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(TCP)
- 令和7年度 秋期 午前 問33:TCPに関する問題(ポート番号)
- 令和6年度 秋期 午前 問38:IPアドレス空間に関する問題(SMTP)
- 令和4年度 春期 午前 問33:UDPを使用しているもの(POP3)
- 令和2年度 10月 午前 問45:暗号化するプロトコル(POP3)
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