平成30年度 春期 午前 問34
ネットワーク
RARPの機能
TCP/IP ネットワークにおける RARP の機能として,適切なものはどれか。
- アIP パケットが通信先の IP アドレスに到達するかどうかを調べる。
- イMAC アドレスから IP アドレスを求める。
- ウドメイン名とホスト名から IP アドレスを求める。
- エプライベート IP アドレスとグローバル IP アドレスを相互に変換する。
答えと解説を見る
✓ これが正解イMAC アドレスから IP アドレスを求める。
解説
逆向きなので MAC から IP を求めます。
設問は、RARP の機能を選ばせています。軸は、先頭に付いた R が逆を意味するという一点です。もとになる ARP は、通信したい相手の IP アドレスから、その機器に焼き付けられた MAC アドレスを求める仕組みです。RARP はその向きをひっくり返したもので、MAC アドレスから IP アドレスを求めます。自分の MAC アドレスしか知らない機器が、自分に割り当てられる IP アドレスを教えてもらうための道具で、記憶装置を持たない端末が起動するときに使われました。いまは同じ役割を別の仕組みが担っています。この問の四つの肢は、どれも実在する機能の正しい説明になっているので、誤りを探す問ではなく割り当てる問です。何から何へ変換するのかという表を先に作ってしまえば、四つは一対一で埋まります。語の響きで選ぶと、向きが逆のものに引っ張られます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アIP パケットが通信先の IP アドレス…:相手まで届くかどうかを試す仕組みの説明です。通信の確認に使うもので、アドレスを別の種類のアドレスへ変換する働きはありません。
- ウドメイン名とホスト名から IP アドレス…:ドメイン名やホスト名から IP アドレスを求める仕組みの説明です。出発点が名前であって、機器に焼き付けられた番号ではありません。
- エプライベート IP アドレスとグローバル…:組織の内側で使うアドレスと外向けのアドレスを付け替える仕組みの説明です。同じ種類のアドレスどうしの変換なので、向きが噛み合いません。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- ドメイン名インターネット上の場所を、人が読める形で表した名前。通信するときはIPアドレスに変換してから使われます。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問34
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(TCP)
- 令和7年度 秋期 午前 問34:ループに関する問題(TCP)
- 令和6年度 春期 午前 問79:不正競争行為に該当するもの(ドメイン名)
- 令和6年度 春期 午前 問37:DNSSECで実現できること(ドメイン名)
- 令和5年度 秋期 午前 問38:第三者中継と判断できるログ(ドメイン名)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)