平成24年度 秋期 午前 問62
経営戦略
BPOの説明
BPO を説明したものはどれか。
- ア企業内の業務全体を対象として,業務プロセスを抜本的に見直すことによって,品質・コスト・スピードを改善し,競争優位性を確保すること
- イ災害や事故で被害を受けても,重要事業を中断させない,又は可能な限り中断期間を短くする仕組みを構築すること
- ウ社内業務のうちコアビジネス以外の業務の一部又は全部を,情報システムと併せて外部に委託することによって,経営資源をコアビジネスに集中させること
- エプロジェクトを,戦略との適合性や費用対効果,リスクといった観点から評価を行い,情報化投資のバランスを管理し,最適化を図ること
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✓ これが正解ウ社内業務のうちコアビジネス以外の業務の一部又は全部を,情報システムと併せて外部に委託することによって,経営資源をコアビジネスに集中させること
解説
コア以外の業務を、システムごと外に出すことです。
この設問は、略語を開いて読めるかを見ています。最後の一文字が何を指しているかが分かれ目です。BPO はビジネスプロセスアウトソーシングの略で、外部への委託を意味する語が入っています。四つの記述のうち、業務を外部へ委託すると書いてあるものは一つしかありませんので、そこで決まります。正しいのは、自社の中心となる事業以外の業務を、それを支える情報システムと併せて外へ出し、空いた経営資源を中心の事業へ集中させるという記述です。狙いは費用を下げることだけではありません。限られた人と資金と時間を、自社が勝てる領域へ振り向けるところにあります。外へ出すのは中心以外の部分であって、自社の強みそのものを出してしまえば手元には何も残りません。残る三つは、どれも自社の中で完結する取組みか、投資の配分を管理する話であって、業務そのものを外部へ委ねる仕組みではありません。アウトソーシングに当たるかどうかで切ると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア企業内の業務全体を対象として,業務プロセ…:業務プロセスを抜本的に見直して品質と費用と速さを改善する取組みは BPR です。字面は一文字しか違いませんが、作り直す主体が自分か外かという点で向きが正反対になります。
- イ災害や事故で被害を受けても,重要事業を中…:災害や事故に遭っても重要な事業を止めない、あるいは止まる時間を短くする備えを整えることであり、事業継続の計画に当たります。平常時の業務を誰が担うかという話ではありません。
- エプロジェクトを,戦略との適合性や費用対効…:戦略との適合性や費用対効果、リスクの観点から案件を評価し、情報化投資のバランスを取ることは IT ポートフォリオの管理です。投資の配分を決める話で、業務の担い手は変わりません。
この問題の用語
- BPO本業ではない社内業務を、まとめて外部の専門企業に任せること。アウトソーシングの一つの形で、本業に力を集中できます。
- アウトソーシング社内の仕事の一部または全部を、外部の専門企業に任せること。自社は本業に人と時間を集中でき、任せた側の効率も使えます。
- 業務プロセス仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。RPAなどを導入する前に、全体を見える形にして見直すことが大切とされます。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:平成24年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問62:SOAの説明(業務プロセス)
- 令和7年度 春期 午前 問65:ビジネス分析の達成目標の一つ(業務プロセス)
- 令和5年度 秋期 午前 問63:SOAの説明(アウトソーシング)
- 令和4年度 春期 午前 問70:ファウンドリに関する問題(アウトソーシング)
- 令和4年度 春期 午前 問63:BPOの説明(BPO)
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