平成27年度 春期 午前 問16
ソフトウェア
仮想記憶に関する問題
仮想記憶方式では,割り当てられる実記憶の容量が小さいとページアウト,ページインが頻発し,スループットが急速に低下することがある。このような現象を何というか。
- アスラッシング
- イスワッピング
- ウフラグメンテーション
- エメモリリーク
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✓ これが正解アスラッシング
解説
ページの出し入れに追われ、仕事が進まない状態です。
設問は、仮想記憶方式で実記憶の割当てが小さいときに、ページアウトとページインが頻発してスループットが急に落ちる現象の名前を問うています。この型でまず見るのは、聞かれているのが症状の名前か、正常な仕組みの名前かです。ここは、頻発して急速に低下する、という書き方をしているので症状の側です。起きる筋道はこうです。実記憶が足りないとページフォールトが増え、ページの出し入れが増えます。入出力の待ちが長くなると処理装置が空くので、制御する側は走らせている本数が足りないと見て、さらにプログラムを走らせます。すると実記憶はいっそう足りなくなり、悪循環に入ります。この状態を指す語がスラッシングです。手当ては二つで、実記憶を増やすか、同時に走らせる本数を減らすかになります。仮想記憶の用語は、設計どおりの動きの名前と、それが行き過ぎた状態の名前を分けて覚えると混ざりません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イスワッピング:プロセスを丸ごと実記憶と補助記憶の間で出し入れする、設計どおりの仕組みの名前です。設問が述べているのはページを単位とした出し入れなので、単位も、正常か破綻かも違います。
- ウフラグメンテーション:空き領域が細切れになって使えなくなることを指す語です。もとになるのは詰め方であって、割り当てられた実記憶が小さいという設問の前提とは結び付きません。
- エメモリリーク:確保した領域を解放し忘れて、使える領域が少しずつ減っていく不具合を指します。結果としてこの現象を招くことはありますが、名前としては別のものです。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問16
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