平成29年度 秋期 午前 問50
開発技術
アジャイルに関する問題
アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。ここで,図中の破線は予定又は予想を,実線は実績を表す。
選択肢ア〜エは原典では横軸に時間を取ったグラフの図が4つ並んでいる。図から読み取った形を言葉に写した(図そのものは復元していない)。4肢とも横軸は「時間」で,違いは縦軸の名前と線の形だけ。
- ア縦軸は「残作業量」。左上から右下へ減っていく。破線はまっすぐ右下がりでゼロに届き,実線はしばらく破線より上を進んだ後,途中で折れて急に下がり,最後は破線と同じ点でゼロになる
- イ縦軸は「発生不具合数」。左端が高く,中ほどでずっと低いまま平らに続き,右端で再び跳ね上がる浴槽のような形。実線が破線より少し上を通る
- ウ縦軸は「累積バグ数」。ゼロから立ち上がり,中ほどで急に伸びて,右へ行くほど寝ていくS 字の形。破線が実線より少し上を通る
- エ縦軸は「要員数」。階段状に段を上がっていき,右のほうで一段落ちる。実線と破線が少しずれた段を描く
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✓ これが正解ア縦軸は「残作業量」。左上から右下へ減っていく。破線はまっすぐ右下がりでゼロに届き,実線はしばらく破線より上を進んだ後,途中で折れて急に下がり,最後は破線と同じ点でゼロになる
解説
残作業量が右下がりでゼロへ向かう図です。
設問は、アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートがどれかを、四つの図から選ばせています。図中の破線は予定又は予想を、実線は実績を表します。バーンダウンは燃え尽きるという意味の語です。燃えて減っていくのは残っている作業ですから、縦軸には残作業量が置かれ、線は左上から右下へ下がって、期日にはゼロに届きます。線の形を見比べる前に縦軸の名前を読むと、それだけで一つに絞れます。読み方も覚えておくと役に立ちます。ある時点で実線が破線より上にあれば、残りが予定より多い、すなわち遅れているという意味になり、下にあれば先行しているという意味になります。この図では実線が前半で上を進み、後半で急に下がって期日にゼロへ届いていますから、遅れを取り戻して間に合った姿だと読めます。なお、終わった量を積み上げて右上がりに描く図は別のものなので、向きを取り違えないでください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ縦軸は「発生不具合数」。左端が高く,中ほ…:縦軸に置かれているのは不具合の発生した数で、両端が高く中ほどが低い浴槽のような形をしています。機器の壊れやすさが時期によってどう変わるかを表した図であり、残りが減っていく形ではありません。
- ウ縦軸は「累積バグ数」。ゼロから立ち上がり…:縦軸は見つかったバグの累計で、立ち上がったあと途中で急に伸び、右へ行くほど寝ていく S 字を描きます。試験が進むにつれて発見が頭打ちになる様子を表した図で、線の向きが反対です。
- エ縦軸は「要員数」。階段状に段を上がってい…:縦軸は人の数で、線は階段のように段を上がっていきます。どの時期に何人必要かを積み上げて示した図であり、こなすべき仕事がどれだけ残っているかを表してはいません。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問50
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