令和2年度 10月 午前 問13
システム構成要素
サーバコンソリデーションの説明
複数のサーバを用いて構築されたシステムに対するサーバコンソリデーションの説明として,適切なものはどれか。
- ア各サーバに存在する複数の磁気ディスクを,特定のサーバから利用できるようにして,資源の有効活用を図る。
- イ仮想化ソフトウェアを利用して元のサーバ数よりも少なくすることによって,サーバ機器の管理コストを削減する。
- ウサーバのうちいずれかを監視専用に変更することによって,システム全体のセキュリティを強化する。
- エサーバの故障時に正常なサーバだけで瞬時にシステムを再構成し,サーバ数を減らしてでも運転を継続する。
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✓ これが正解イ仮想化ソフトウェアを利用して元のサーバ数よりも少なくすることによって,サーバ機器の管理コストを削減する。
解説
仮想化で複数サーバを集約し台数を減らす取組です。
サーバコンソリデーションは、散らばって動いている複数のサーバを、仮想化の仕組みで一台の物理サーバの上へまとめ、稼働する台数を減らしていく取組です。ですから、この語の説明を選ぶときは、目的が集約と台数削減にあるかという一点で見分けます。集約が進めば、電力や設置場所、保守の手間などの管理コストが下がるので、その方向で述べているかどうかも合わせて確かめます。似た言葉の集まりの中で、ストレージだけを別のサーバから使えるようにする取組は集約の一部ですが対象が違います。監視だけを分担する取組は台数を増やす方向ですし、故障時に残った台数だけで運転を続ける取組は縮退運転の話で、これも目的が違います。可用性を高めるための台数増加を狙うクラスタリングとは反対向きの考え方であることも押さえておくと迷いにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア各サーバに存在する複数の磁気ディスクを,…:各サーバにある複数の磁気ディスクを特定のサーバから利用できるようにすると書かれています。これはストレージを集約して有効活用する取組で、対象が磁気ディスクに限定されており、サーバそのものを一台にまとめて台数を減らす話とは違います。
- ウサーバのうちいずれかを監視専用に変更する…:サーバのうちいずれかを監視専用に変更してセキュリティを強化すると書かれています。監視サーバを別に立てる取組で、集約による台数減の話ではなく、むしろ役割ごとに台数を分ける方向の記述です。
- エサーバの故障時に正常なサーバだけで瞬時に…:サーバの故障時に正常なサーバだけで瞬時にシステムを再構成し、サーバ数を減らしてでも運転を継続すると書かれています。これは縮退運転の説明で、平時に集約して台数を減らす取組ではなく、障害時の運転継続の話です。
この問題の用語
- 磁気ディスクデータを磁気で記録する装置で、ハードディスクなどが当たります。複数台を組み合わせ、故障しても復旧できるようにする使い方があります。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問13
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 春期 午前 問14:使用率との組合せ(磁気ディスク)
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