令和5年度 春期 午前 問73
ビジネスインダストリ
IoTに関する問題
各種センサーを取り付けた航空機のエンジンから飛行中に収集したデータを分析し,仮想空間に構築したエンジンのモデルに反映してシミュレーションを行うことによって,各パーツの消耗状況や交換時期を正確に予測できるようになる。このように産業機器などに IoT 技術を活用し,現実世界や物理的現象をリアルタイムに仮想空間で忠実に再現することを表したものはどれか。
- アサーバ仮想化
- イスマートグリッド
- ウスマートメーター
- エデジタルツイン
答えと解説を見る
✓ これが正解エデジタルツイン
解説
現実の機器と同期し続ける仮想の写しです。
設問は、産業機器などに IoT 技術を活用し、現実世界や物理的現象をリアルタイムに仮想空間で忠実に再現することを表した語を、四つの中から選ばせています。正解はデジタルツインです。ツインは双子を意味する語ですから、現実にあるものとそっくり同じものを仮想空間に持つ話だと読み取れます。設問の中で答えを決めている語は二つあります。一つは仮想空間に構築したエンジンのモデルという部分で、現実のモノに対応する写しが存在することを示しています。もう一つはリアルタイムに忠実に再現という部分で、その写しが実際のデータで更新され続けることを示しています。前者だけなら、ただの模型です。後者が加わってはじめてこの語にあたります。何がうれしいのかというと、実機で試すには止める必要があり、壊す危険があり、時間も掛かるからです。写しの上でなら何度でも先回りして試せるので、消耗の具合や交換の時期を当てて、壊れる前に手を入れる運用に切り替えられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アサーバ仮想化:一台の機械を複数台があるかのように分けて使う技術です。仮想という語は重なりますが、現実のモノの写しを作って同期させ続ける話ではありません。
- イスマートグリッド:電力の需要と供給を通信でやり取りしながら調整する送配電網です。航空機のエンジンを仮想空間に再現するという設問とは、扱っている土俵が違います。
- ウスマートメーター:電力の使用量を測って通信で送る計量器です。現場の値を送り出す役目であって、現実の姿を仮想空間に写し取って動かし続けるものではありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問73
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)