令和2年度 10月 午前 問65
経営戦略
グリーン購入に関する問題
次に示すグリーン購入基本原則の"製品・サービスのライフサイクルの考慮"に該当する購入例はどれか。
〔グリーン購入基本原則〕
1. 必要性の考慮
購入する前に必要性を十分に考える。
2. 製品・サービスのライフサイクルの考慮
資源採取から廃棄までの製品ライフサイクルにおける多様な環境負荷を考慮して購入する。
3. 事業者の取組の考慮
環境負荷の低減に努める事業者から製品・サービスを優先して購入する。
4. 環境情報の入手・活用
製品・サービスや事業者に関する環境情報を積極的に入手・活用して購入する。
- ア環境マネジメントシステムを導入し,環境方針,環境対応の責任体制などを定め,環境改善に取り組んでいる企業を,重要な購入先として指定する。
- イ環境や人の健康に悪影響を与えるような物質の使用や排出が削減されており,リユースやリサイクルが可能な製品を選定する。
- ウ製品の購入に当たっては,遊休資産となっている製品や使用頻度が少ない製品の活用などの代替策を検討した上で判断をする。
- エ複数の製品を環境配慮や環境保全効果などの視点で比較するために,製品紹介の Web ページ,カタログなどに示されている環境表示を参考にする。
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✓ これが正解イ環境や人の健康に悪影響を与えるような物質の使用や排出が削減されており,リユースやリサイクルが可能な製品を選定する。
解説
資源採取から廃棄までの負荷に触れた例が該当します。
設問は、グリーン購入基本原則の四つの項目のうちのひとつ、製品やサービスのライフサイクルの考慮に当てはまる購入例を選ばせています。この原則が求めているのは、資源の採取から作る段、使う段、捨てる段までを通して見て、環境への負荷が抑えられているものを選ぶという判断です。ですから、購入例の記述のなかで、材料や製造や使用や廃棄という一生の全過程に触れているものが当てはまります。原則の中身が資源採取から廃棄までと明記しているところに合わせて、有害物質の使用や排出の削減という作る段と使う段の話、リユースやリサイクルという捨てる段の話が、両方そろって触れられていれば、それがまさにライフサイクルを見た選定になります。ほかの三つの例は、必要性の考慮、事業者の取組の考慮、環境情報の入手・活用という別の三つの原則に一つずつ対応する内容で、モノの一生の話にはなっていません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア環境マネジメントシステムを導入し,環境方…:環境マネジメントシステムを導入し、環境方針、環境対応の責任体制などを定め、環境改善に取り組んでいる企業を、重要な購入先として指定すると書かれています。企業の取組を見て相手を選ぶ話で、モノの一生を通した負荷の観点とは別の原則に当たります。
- ウ製品の購入に当たっては,遊休資産となって…:製品の購入に当たっては、遊休資産となっている製品や使用頻度が少ない製品の活用などの代替策を検討した上で判断をすると書かれています。買う前にそもそも必要かを問い直す観点で、素材から廃棄までの負荷を横断する観点ではありません。
- エ複数の製品を環境配慮や環境保全効果などの…:複数の製品を環境配慮や環境保全効果などの視点で比較するために、製品紹介の Web ページ、カタログなどに示されている環境表示を参考にすると書かれています。情報を集めて活用する観点で、資源採取から廃棄までの負荷の中身そのものを問う話にはなっていません。
この問題の用語
- グリーン購入環境への負担が小さい製品やサービスを選んで買うことです。社会的責任のうち、環境対策の観点から行う取組みにあたります。
- 廃棄使わなくなった機器や書類を、処分することをいいます。記録が残る装置は、全領域を上書きしてから引き渡します。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問65
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問80:このRoHS指令の目的(廃棄)
- 令和6年度 秋期 午前 問57:入出力データの管理方針の例(廃棄)
- 令和6年度 春期 午前 問57:GHGプロトコルに関する問題(廃棄)
- 令和5年度 秋期 午前 問77:除却損に関する問題(廃棄)
- 令和3年度 春期 午前 問65(グリーン購入)
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