令和2年度 10月 午前 問69
経営戦略
プライスライニング戦略
プライスライニング戦略はどれか。
- ア消費者が選択しやすいように,複数の価格帯に分けて商品を用意する。
- イ商品の品質の良さやステータスを訴えるために意図的に価格を高く設定する。
- ウ商品本体の価格を安く設定し,関連消耗品の販売で利益を得る。
- エ新商品に高い価格を設定して早い段階で利益を回収する。
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✓ これが正解ア消費者が選択しやすいように,複数の価格帯に分けて商品を用意する。
解説
複数の価格帯を並べて選ばせる価格戦略が該当します。
プライスライニング戦略は、その名のとおり、価格を並列に並べた複数の帯として用意する価格戦略です。ですからこの型を選ぶときは、価格の並びが単一なのか、それとも段階に分けたいくつかの帯として並んでいるのかを見るのが早道です。並べる目的は、消費者の予算や求める品質に応じて、自分に合う帯を素直に選べる状態を作ることにあります。同じ商品分野の中で、たとえば下から上まで三つの帯を並べておけば、選び手は迷いを減らせて、売り手は取りこぼしを減らせます。ですから、消費者が選択しやすいように、複数の価格帯に分けて商品を用意する、という記述がそのままこの戦略の姿に重なります。ほかの選択肢は、あえて高価格を維持する戦略や、本体と消耗品を分けて後ろで回収する戦略、あるいは発売時にあえて高価格を置いて早期に回収する戦略で、いずれも単一の価格の付け方の話であって、複数の帯を並べる話にはなっていません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ商品の品質の良さやステータスを訴えるため…:商品の品質の良さやステータスを訴えるために意図的に価格を高く設定すると書かれています。単一の価格を高い水準に置いて商品の位置づけを演出する戦略で、複数の価格帯を並べて選ばせる形とは違います。
- ウ商品本体の価格を安く設定し,関連消耗品の…:商品本体の価格を安く設定し、関連消耗品の販売で利益を得ると書かれています。本体と関連品の二つに分けて後ろで利益を回収する仕掛けで、複数の価格帯を並べて商品を用意する形ではありません。
- エ新商品に高い価格を設定して早い段階で利益…:新商品に高い価格を設定して早い段階で利益を回収すると書かれています。発売時にあえて高い水準を置く単一の価格の付け方で、消費者に段階の異なる帯から選ばせるという性格は含まれていません。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問69
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