平成21年度 秋期 午前 問69
経営戦略
花形に関する問題
プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)における“花形”を説明したものはどれか。
- ア市場成長率,市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので,資金創出効果は大きいとは限らない。
- イ市場成長率,市場占有率ともに低い製品である。資金創出効果は小さく,資金流出量も少ない。
- ウ市場成長率は高いが,市場占有率が低い製品である。長期的な将来性を見込むことはできるが,資金創出効果の大きさは分からない。
- エ市場成長率は低いが,市場占有率は高い製品である。資金創出効果が大きく,企業の支柱となる資金源である。
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✓ これが正解ア市場成長率,市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので,資金創出効果は大きいとは限らない。
解説
伸びも占有も高い、育て続けたい主力の位置を指します。
プロダクトポートフォリオマネジメントは、事業や製品を、市場の伸びと自社の占有の高低で四つの区画に分けて、資金の配り方を考える枠組みです。設問はそのうち、市場成長率と市場占有率の両方が高い区画にあたる呼び名の説明を問うています。ここに置かれる製品は、いま最も勢いのある市場で高い立ち位置にあり、事業の主力を担う候補になります。ただし、伸びる市場では、その立ち位置を保つために設備や販売への追加投資も必要になり、生み出す資金がそのまま手元に残るとは限りません。手放しに稼ぎ頭とは呼べず、育て続ける対象という位置づけになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ市場成長率,市場占有率ともに低い製品であ…:市場成長率、市場占有率ともに低い製品で、資金創出効果は小さく、資金流出量も少ないと述べています。これは負け犬と呼ばれる、勢いも立ち位置も落ちた区画の説明で、両方が高い区画の説明とは重なりません。
- ウ市場成長率は高いが,市場占有率が低い製品…:市場成長率は高いが、市場占有率が低い製品で、長期的な将来性は見込めるが、資金創出効果の大きさは分からないと述べています。これは問題児と呼ばれる、伸びの中でまだ立ち位置が取れていない区画の説明です。
- エ市場成長率は低いが,市場占有率は高い製品…:市場成長率は低いが、市場占有率は高い製品で、資金創出効果が大きく、企業の支柱となる資金源だと述べています。これは金のなる木と呼ばれる、伸びの落ちた市場で確立した立ち位置を持つ区画の説明です。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問69
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