令和元年度 秋期 午前 問67
経営戦略
花形"の説明
プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)における "花形" を説明したものはどれか。
- ア市場成長率,市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので,資金創出効果は大きいとは限らない。
- イ市場成長率,市場占有率ともに低い製品である。資金創出効果は小さく,資金流出量も少ない。
- ウ市場成長率は高いが,市場占有率が低い製品である。長期的な将来性を見込むことはできるが,資金創出効果の大きさは分からない。
- エ市場成長率は低いが,市場占有率は高い製品である。資金創出効果が大きく,企業の支柱となる資金源である。
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✓ これが正解ア市場成長率,市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので,資金創出効果は大きいとは限らない。
解説
市場が伸びていて、自社の分け前も大きい製品を指します。
プロダクトポートフォリオマネジメントは、自社が持つ製品を、市場の伸び方と自社の分け前の大きさという二つの物差しで置き直して、どこに手を掛けるかを決める考え方です。花形と呼ぶのは、この二つがどちらも高い位置にある製品のことです。市場が伸びているぶん、機会がまだ広がっており、自社の分け前も大きいぶん、そこから入ってくる金額はまとまった額になります。ただし、伸びている場所を守り続けるためには、新しい設備や広告に多くのお金を出し続ける必要が出てきます。だから、入ってくる金額が大きくても、手元に残る金額は必ずしも多くはありません。要点は、両方の物差しが高い場所に置かれた製品、というひと言に集約できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ市場成長率,市場占有率ともに低い製品であ…:市場の伸びも自社の分け前も、どちらも低い位置にある製品だと述べています。二つの物差しがどちらも低い区画は、負け犬と呼ばれる別の区画で、両方が高い場所に置かれる区画とは対極にあたります。
- ウ市場成長率は高いが,市場占有率が低い製品…:市場の伸びは高いが、自社の分け前は低い位置にある製品だと述べています。この組合せは問題児と呼ばれる区画で、この先育つ余地は残しているものの、両方が高い場所に置かれる区画とは別のところに位置します。
- エ市場成長率は低いが,市場占有率は高い製品…:市場の伸びは低いが、自社の分け前は高い位置にある製品だと述べています。この組合せは金のなる木と呼ばれる区画で、稼ぐ役目を持ちますが、両方が高い場所に置かれる区画とは別のところに位置します。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67
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