令和2年度 10月 午前 問68
経営戦略
アンケートに関する問題
現在の動向から未来を予測したり,システム分析に使用したりする手法であり,専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い,その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して,集団としての意見を収束させる手法はどれか。
- ア因果関係分析法
- イクロスセクション法
- ウ時系列回帰分析法
- エデルファイ法
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✓ これが正解エデルファイ法
解説
専門家への反復アンケートで意見を収束させる手法です。
設問が挙げているデルファイ法の性格は、三つの要素の組み合わせで決まります。まず、意見を集める相手が専門的な知識や経験のある複数の人であること。次に、集め方がアンケートであること。そしてもうひとつ、一度で終わらせず、集めた結果を回答者に戻したうえで再び聞くという反復を行うことです。この三つがそろって初めて、集団としての意見を収束させるという最後の性格が生まれます。ですから、ここでは反復するアンケートで意見をまとめていく仕掛けが備わっているかを見るのが近道です。専門家に匿名で意見を寄せてもらい、集約した結果を戻しては次のラウンドで再度問うことを繰り返すという道具立てが、この仕掛けの中身に当たります。ほかの選択肢はどれも、原因と結果の関係を追う分析や、ある一時点で対象を横断して比べる分析、あるいは過去の数値の並びを式で表して先を伸ばす分析で、専門家に繰り返し尋ねるという要素は含まれていません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア因果関係分析法:変数どうしの間で原因と結果の関係を明らかにしていく分析の枠組みを指す用語です。関係の向きを数式や図で表す道具立てで、専門家に対して同じ質問を繰り返して意見を近づけていくという仕掛けは持ちません。
- イクロスセクション法:ある一時点で異なる対象を横に並べて比較する分析の枠組みを指す用語です。時間軸に沿って追いかける手法ではなく、一時点の断面を横切って観察する道具立てで、反復して意見を収束させる仕組みは持ちません。
- ウ時系列回帰分析法:過去の時系列に沿って集めた数値の並びを回帰の式で表し、将来の値を予測する分析の枠組みを指す用語です。数値を式で外に延ばす道具立てで、専門家への反復アンケートで意見を集約する仕組みではありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問68
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