平成27年度 春期 午前Ⅱ 問24
経営戦略マネジメント
LTVに関する問題
ある顧客層の今後3年間を通しての,年間顧客維持率が40%,1人当たり年平均売上高が200万円,売上高コスト比率が50%と想定される場合,今後3年間のLTV(顧客1人当たりの生涯価値)は何万円か。ここで,割引率は考慮しないものとする。
- ア62.4
- イ156
- ウ210
- エ312
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✓ これが正解イ156
解説
年間利益100万円×(1+0.4+0.16)で、LTVは156万円です。
LTV(顧客1人当たりの生涯価値)は、1人の顧客が取引を続ける期間にもたらす利益の合計です。見分ける軸は、年ごとに残る顧客の割合と1人当たりの利益を掛けて足し上げることです。1人当たりの年間の利益は、売上高200万円から売上高コスト比率50%の分を引いた200×(1−0.5)=100万円です。1年目は全員が顧客なので1、2年目は顧客維持率40%で0.4、3年目は0.4×0.4=0.16が残ります。よってLTVは100×(1+0.4+0.16)=100×1.56=156万円です。割引率を考えないので、各年の値をそのまま足せます。LTVは、残る割合と1人当たり利益の積を合計するという考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア62.4:62.4は、1年目から維持率を掛けて0.4、0.16、0.064とし、100×(0.4+0.16+0.064)=62.4と計算した値です。1年目は顧客全員が取引しているので、維持率を掛けるのは2年目からです。
- ウ210:210は、正しい手順で求めた156万円とは合わない値です。年ごとに残る割合の合計1.56を、利益100万円に掛けても売上高200万円に掛けても210にはならず、どちらの計算とも一致しません。
- エ312:312は、売上高200万円にコスト比率を反映させず、200×(1+0.4+0.16)=312と計算した値です。LTVは利益で見るので、売上高から50%のコストを差し引いた100万円を基に計算します。
出典:平成27年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問24
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