平成28年度 春期 午前 問23
コンピュータ構成要素
図の論理回路と等価な回路
図の論理回路と等価な回路はどれか。
図(書き起こし): 論理回路の図(絵)。線を追って書き起こした構造は次のとおり。
素子の形(NAND のD形+出力の○)はテキストに落ちません。原典 p12 を参照してください。
入力は A と B の2本。A と B はそれぞれ途中で分岐(黒丸)する。 G1 : NAND(A, B) … 中央の素子。出力を N とする G2 : NAND(A, N) … 上の素子(A の分岐が上を回って入る) G3 : NAND(B, N) … 下の素子(B の分岐が下を回って入る) G4 : NAND(G2の出力, G3の出力) = Y … 右端の素子
4個の NAND だけで組まれています(素子は4つとも同じ形=D形+出力に○)。
選択肢はいずれも入力 A・B を1つの素子に入れて Y を出す図で,素子の形だけが違います:
- ア論理和素子(OR)の図記号
- イ論理積素子(AND)の図記号
- ウ排他的論理和素子(XOR)の図記号
- エ否定論理和素子(NOR)の図記号
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✓ これが正解ウ排他的論理和素子(XOR)の図記号
解説
4個のNANDでXOR=排他的論理和になります。
問題の回路は、まず入力どうしの否定論理積を作り、その出力をもう一度それぞれの入力と合わせて別の否定論理積に通し、最後にその二つの出力を否定論理積でまとめる形になっています。この構造は、両方の入力が真のときと両方の入力が偽のときに出力が偽となり、片方だけが真のときに出力が真となる働きに落ち着きます。真理値を並べて確かめると、二つの入力が食い違うときにだけ真を返す働きに一致しました。だから、排他的論理和と等価な回路が当たりました。判定の軸は、二つの入力が同じか異なるかによって出力が変わるかどうかの一点です。ここで扱っているのは、否定論理積の素子を複数組み合わせるだけで他の基本的な論理演算が構成できるという、論理素子の完備性に関わる考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア論理和素子(OR)の図記号:論理和の素子と等価だと述べています。論理和は少なくとも片方が真なら真を返し、両方が真のときも真を返します。設問の回路は両方が真のときに偽を返すので、真理値の並びがこの働きとは一致しませんでした。
- イ論理積素子(AND)の図記号:論理積の素子と等価だと述べています。論理積は両方が真のときにだけ真を返します。設問の回路は両方が真のとき偽になり、片方だけが真のとき真になるので、真理値の並びがこの働きとは反対に近い形でした。
- エ否定論理和素子(NOR)の図記号:否定論理和の素子と等価だと述べています。否定論理和は両方が偽のときだけ真を返します。設問の回路は両方が偽のとき偽を返し、片方だけが真のとき真を返すので、この働きとも一致しませんでした。
この問題の用語
- OR数学の手法を使って、いくつかの案から最も有利なものを選ぶ考え方です。期待される費用や利益を計算して比べるときに使います。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問23(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
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