平成31年度 春期 午前 問31
ネットワーク
OSI 基本参照モデルのトランスポート層以上が異なる LAN システム相互間でプロトコル変換を行う機器はどれか。
- アゲートウェイ
- イブリッジ
- ウリピータ
- エルータ
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✓ これが正解アゲートウェイ
解説
上の層のプロトコルまで違うネットワークどうしを、読み替えてつなぎます。
ネットワークとネットワークをつなぐ機器は、扱う層の高さで分かれます。信号を増幅して伸ばすだけの機器が最も低い層です。あて先の物理アドレスで振り分ける機器がその上です。論理アドレスを見て経路を選ぶ機器は、さらに上です。これらは、上の層のプロトコルが同じであることを前提にします。プロトコルそのものが違うネットワークどうしは、そのままつながりません。そこで、内容を読み替えて渡す機器が必要です。この役目を担うのがゲートウェイです。上の層まで踏み込むので、処理の負担は重くなります。正解の肢は、この読み替えを行う機器を指しています。電子メールの方式が違うネットワークの橋渡しが古典的な例です。層を上げるほど、機器は中身に深く関わります。どこまで見るかで、呼び名が決まります。文字の符号を変える橋渡しも、この役目に入ります。一台で複数の役目を兼ねる製品もあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イブリッジ:物理的なあて先を見て、必要な側へだけ流す機器です。同じプロトコルで動くネットワークどうしをつなぎます。内容の読み替えは行いません。無駄な通信を減らす働きがあります。二番目の層で動きます。同じネットワークを二つに分けて使うこともできます。
- ウリピータ:弱った信号を元の強さに戻して先へ送る機器です。届く距離を伸ばすことが目的になります。中身には一切手を触れません。最も低い層で働きます。あて先も見ていません。波形を整え直して先へ流します。区間の長さの限りを緩める役です。
- エルータ:論理アドレスを見て、通り道を選ぶ機器です。三番目の層までを扱います。上の層のプロトコルを読み替える働きはありません。ネットワークどうしの相互接続で最もよく使われます。経路の表を持ちます。あて先ごとに次の渡し先を選びます。ネットワークをまたぐ通信の要になります。
この問題の用語
- トランスポート層相手の機器の中で、どのアプリに渡すかを決める層です。ポート番号で見分けるのがこの層で、TCPとUDPが代表です。
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問31
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問8:CSMA/CDに関する問題(LAN)
- 令和6年度 科目A 問8(ルータ)
- 令和元年度 秋期 午前 問42:DMZに関する問題(プロトコル)
- 平成31年度 春期 午前 問33(トランスポート層)
- 平成28年度 秋期 午前 問31:リンク層に関する問題(トランスポート層)
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