令和元年度 秋期 午前 問55
サービスマネジメント
PDCAに関する問題
サービスマネジメントシステムに PDCA 方法論を適用するとき,Act に該当するものはどれか。
- アサービスの設計,移行,提供及び改善のためにサービスマネジメントシステムを導入し,運用する。
- イサービスマネジメントシステム及びサービスのパフォーマンスを継続的に改善するための処置を実施する。
- ウサービスマネジメントシステムを確立し,文書化し,合意する。
- エ方針,目的,計画及びサービスの要求事項について,サービスマネジメントシステム及びサービスを監視,測定及びレビューし,それらの結果を報告する。
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✓ これが正解イサービスマネジメントシステム及びサービスのパフォーマンスを継続的に改善するための処置を実施する。
解説
継続的に改善するための処置を実施する段が、Act です。
PDCA は、計画し、実行し、点検し、処置する、という四つの段の頭文字です。最後の段である Act は、点検で分かったことを受けて手を打つところです。パフォーマンスを継続的に良くするための処置が、ここに当たります。処置には、うまくいった仕組みを標準へ広げることも含まれます。四つの段は一巡して終わりではありません。一つ前の段は、監視と測定を行って結果を報告するところです。見て測るまでが点検で、それを受けて動くのが処置だと分けて覚えます。最初の段は、仕組みを定めて文書にし、関係者と合意するところです。二つ目の段は、定めた仕組みを実際に導入して回すところです。四つの肢はそれぞれ別の段を述べているので、動詞に注目すると割り当てられます。確立するのか、導入するのか、測るのか、処置するのかで見分けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アサービスの設計,移行,提供及び改善のため…:仕組みを導入して運用する段の説明です。四つの段のうち二つ目にあたり、実行の段です。動かし始めるところまでで、結果を受けた手当てはまだ入りません。決めたとおりに動かすところまでが範囲です。うまくいかない点はここでは直しません。
- ウサービスマネジメントシステムを確立し,文…:仕組みを確立し、文書にし、合意する段の説明です。四つの段のうち最初にあたり、計画の段です。何をどう回すかを決めるところです。必要な資源と日程も、この段で見積もります。回す前の準備がすべてここに入ります。
- エ方針,目的,計画及びサービスの要求事項に…:監視し、測定し、レビューして報告する段の説明です。四つの段のうち三つ目にあたり、点検の段です。見て測るところまでで、処置は次の段になります。基準に照らして、差がどれだけあるかを調べます。報告までがこの段の仕事です。
この問題の用語
- PDCA計画、実行、点検、処置の四つを繰り返して改善を続ける進め方です。最後の処置は、仕組みや成果を継続的に改善する手を打つ段階です。
- サービスマネジメントシステムITサービスを設計し、移行し、提供し、改善するための仕組み全体です。計画・運用・点検・処置の四つを繰り返して良くしていきます。
- 移行いまのシステムから新しいシステムへ、業務とデータを移し替えることです。切り替えの手順と、途中で起きる問題の備えが要になります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問55
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問14:サービス可用性に関する問題(移行)
- 令和8年度 科目A 問11(レビュー)
- 平成29年度 春期 午前 問55:可用性に関する問題(サービスマネジメントシステム)
- 平成28年度 秋期 午前 問56:PDCAに関する問題(PDCA)
- 平成26年度 春期 午前 問51:PDCAに関する問題(PDCA)
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