平成22年度 秋期 問6
システム戦略
ワークフローシステムの活用事例
ワークフローシステムの活用事例として,最も適切なものはどれか。
- ア機器を購入するに当たり,申請書類の起案からりん議決裁に至るまでの一連の流れをネットワーク上で行う。
- イ資材調達,生産,販売,物流などの情報を一貫して連携することで,無駄な在庫を削減する。
- ウ自社と得意先との間で,見積書や注文書などの商取引の情報をネットワーク経由で相互にやり取りする。
- エ自動車工場の生産ラインにおいて,自工程の生産状況に合わせて,必要な部品を必要なだけ前工程から調達する。
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✓ これが正解ア機器を購入するに当たり,申請書類の起案からりん議決裁に至るまでの一連の流れをネットワーク上で行う。
解説
社の中を、書類が人から人へ回っていく流れの電子化です。
四つの肢は、どれも流れを述べたものでした。だから何が流れるのかで、切り分けていきます。設問が問うたのは、書類が回る流れの仕組みでした。起こした願いの文書が、決める人まで順に回ります。その回り方をネットワークの上に写したのがワークフローです。だから願いから決裁までの流れを挙げた肢が当たります。仕入れから運びまでを一続きにつなぐ肢は、別の仕組みです。そちらは物と情報の流れを、社を越えてつなぎました。見積もりや注文を相手と取り交わす肢も、外の話でした。社と社のあいだで、決まった形の帳票をやり取りします。必要な部品を前の工程から引く肢は、物の流れでした。作る場で、余りを持たないようにする進め方になります。三つとも、社の中で書類が回る話ではありません。シラバスも、この語をシステム戦略の用語に挙げています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ資材調達,生産,販売,物流などの情報を一…:仕入れから運びまでをつなぐ肢のほうです。作る前から届けた後までを、一続きにしました。余った在庫を減らすうえで、確かに効きます。ところが社を越えて物と情報が動く仕組みでした。流れる相手が違います。社の外まで及びます。
- ウ自社と得意先との間で,見積書や注文書など…:見積もりや注文を取り交わす肢が、こちらです。決まった形の帳票を、ネットワークを通して送り合いました。紙をやめられるので、確かに手間が減ります。けれども相手は、社の外の得意先でした。内側の回覧ではありません。やり取りする先が別です。
- エ自動車工場の生産ラインにおいて,自工程の…:必要な部品を前の工程から引く肢が、こちらです。必要なぶんだけを、必要なときに受け取りました。作る場の余りを減らすための進め方になります。ところが流れているのは物のほうでした。書類は回っていません。見ている先が違います。
この問題の用語
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問6
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