平成28年度 春期 (特別措置試験) 問41
サービスマネジメント
SLAに関する問題
SLAの合意内容を達成するために,サービス状況のモニタリングやレビューなどを通じてサービスレベルの維持や向上を図る活動を何というか。
- アCSR
- イERP
- ウSLM
- エSWOT
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✓ これが正解ウSLM
解説
合意した水準を測って見直し、保ち続ける活動がSLMです。
設問の中に、すでに手掛かりが置かれています。サービスレベル合意書という言葉です。合意書は決めごとを書いた紙にすぎないので、それだけでは水準は保てません。決めた水準を測り、見直し、足りなければ手を打つ。この回し続ける活動のほうに、別の名前が付いています。合意書の略語の最後の一字を、管理という意味の語の頭文字に置き換えたものがその名前です。四つの肢は分野がばらばらに散らしてあり、企業の社会的な責任を指すもの、経営の資源をまとめて管理する仕組み、強みや弱みを並べて外と内を見渡す分析が混じっています。サービスの水準を扱っているのは一つだけなので、設問に出ている語と同じ頭を持つものを探せば決まります。略語の問題は、設問の中の別の略語が答えを指していることがあります。合意書ではなく、それを回す活動のほうだと覚えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCSR:企業の社会的な責任を指す略語です。環境や地域への配慮といった、経営の姿勢についての言葉なので、サービスの水準を測って保つ活動とは分野が違います。四つの中では設問から最も遠く、真っ先に外せる肢になります。分野が違います。
- イERP:会計や販売や生産をひとつにまとめて回す、経営資源の統合管理の仕組みを指す略語です。業務システムの話であって、合意した水準を維持する活動ではありません。
- エSWOT:強みと弱み、機会と脅威の四つを並べて、内と外を見渡す分析の略語です。経営の戦略を立てる場面で使うもので、日々の水準を測る活動とは目的も時間の幅も違います。目的が違います。
この問題の用語
- SLA提供する側と受ける側で、どの水準まで満たすかをあらかじめ取り決めた合意。緊急時の手順や、守れなかったときの扱いも決めておきます。
- サービスレベル合意書提供する内容と目標を書いて、提供者と顧客の間で結ぶ取り決めです。稼働率や応答時間などを数値で決めて、守れたかを後から確かめます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- モニタリング活動が決めたとおり行われているかを継続して監視すること。システムの稼働や計画の進み具合を見て、異常やずれに早く気づくために行います。
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
- サービスレベル顧客に約束するサービスの水準。満足度や稼働率のように、具体的に測れる形で決めておくのが決まりになっています。
- ERP会計や人事、生産といった社内の業務データを一つにまとめて管理するしくみです。部門ごとにばらばらだった情報を、全社で共有できます。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問41
同じ用語が出る問題
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