平成29年度 秋期 (特別措置試験) 問24
システム戦略
情報リテラシに関する問題
営業担当者の情報リテラシを向上させるための研修内容として,最も適切なものはどれか。
- ア業務で扱われる営業実績データの構造を分析してデータベースの設計をする方法
- イ情報システムに保存されている過去の営業実績データを分析して業務に活用する方法
- ウ販売システムの開発作業の進捗管理データを分析してプロジェクト管理標準を改善する方法
- エ販売システムの満足度を調査してシステム改善のロードマップを描く方法
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✓ これが正解イ情報システムに保存されている過去の営業実績データを分析して業務に活用する方法
解説
営業の人が自分でデータを読み解き、仕事に活かす力を養います。
情報リテラシは、情報システムやデータを自分の仕事に活かす力のことです。大事なのは、誰にとっての力かという点で、研修の中身は職種によって変わります。設問は営業担当者と限定しているので、営業の人が日々やることに近い内容を選びます。営業の人は、過去にどの顧客に何がどれだけ売れたかという記録を、情報システムから取り出して読み解き、次にどこを訪ねるかを決められると強くなります。四つの選択肢は、どれもデータを分析するという点では同じです。違うのは、それを誰がやる仕事かというところです。設計する人、進み具合を管理する人、先の計画を描く人は、それぞれ別の役割です。役割が合わない肢を落とす、という読み方で解けます。情報リテラシという言葉自体は職種を限りません。だから研修の中身は、受ける人の役割に合わせて変わります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア業務で扱われる営業実績データの構造を分析…:営業実績データの構造を分析して、データベースの設計をする方法という肢です。これは情報システムを作る側の仕事で、扱う知識も設計の技術になります。営業担当者が日々の商談で使う力とは、必要なものが違います。
- ウ販売システムの開発作業の進捗管理データを…:開発作業の進み具合のデータを分析して、管理の標準を改善する方法という肢です。これは開発を取りまとめる人の仕事です。見ている対象が営業の実績ではなく、開発の進み具合になっている点で外れます。見ている先が違います。
- エ販売システムの満足度を調査してシステム改…:満足度を調べて、システム改善の道筋を描く方法という肢です。これは先の計画を立てる側の仕事で、経営や企画に近い立場が担います。営業担当者の日々の活動を良くする研修としては、狙いがずれています。日々の商談を良くする研修としては、立場がずれています。
この問題の用語
- 情報リテラシ情報を集め、確かめ、選んで使う力のことをいいます。習得の機会を増やすことが、情報の格差を解消する取組みになります。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問24
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 問12:人間中心のAI社会原則の問題(情報リテラシ)
- 令和5年度 問34:AIに関する問題(情報リテラシ)
- 令和5年度 問17(情報リテラシ)
- 平成28年度 春期 (特別措置試験) 問7:情報リテラシに該当するもの(情報リテラシ)
- 平成27年度 秋期 (特別措置試験) 問39:ITガバナンスに関する問題(情報リテラシ)
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