令和元年度 秋期 (特別措置試験) 問50
サービスマネジメント
ITサービスマネジメントの問題
ITサービスマネジメントのフレームワークはどれか。
- アIEEE
- イIETF
- ウISMS
- エITIL
答えと解説を見る
✓ これが正解エITIL
解説
ITサービスマネジメントの手本をまとめたものがITILです。
ITILは、情報システムをサービスとして提供し続けるための良いやり方を集めてまとめた文書の集まりです。英国の政府機関が、多くの現場で成果を上げてきた進め方を体系として整理したことに始まります。ITサービスマネジメントの分野で、事実上の手本として世界中で使われています。扱う中身は、障害が起きたときの対応、変更を加えるときの手続、約束した水準を保つための管理など、日々の運営に関わる事柄です。規格そのものではなく、こうするとうまくいくという知恵をまとめたものだという点が特徴になります。そのため、自分の組織に合う部分だけを選んで取り入れる形が採られます。版を重ねており、ITIL v3では、サービスの一生を戦略、設計、移行、運用、改善という段でとらえています。その後のITIL 4では、サービスバリューシステムという枠組みで整理し直されています。よって最も適切なのはITILです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アIEEE:IEEEは、電気と電子の分野の技術者が集まる学会で、通信や電子機器の規格を作っていることでも知られます。無線の通信方式などがその成果です。技術の仕様を定める側にあり、サービスの運営の仕方を示す手本ではありません。
- イIETF:IETFは、インターネットで使う技術の仕様を検討して定める団体です。通信の約束事を文書として公開しています。相手にしているのはネットワークの技術であって、提供するサービスをどう運営するかという話ではありません。
- ウISMS:ISMSは、情報を安全に扱うための仕組みを組織として作り、回していく管理の枠組みです。守ることに的を絞っており、サービスを止めずに届け続けるための運営全体を扱うものとは、目を向けている範囲が違います。認証を受けられる規格です。
この問題の用語
- ISMS情報を守る取り組みを、決めて実行し点検して直す流れとして続ける仕組み。個々の対策ではなく、その回し方のことです。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問50
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問100:ISMSの活動に関する記述(ISMS)
- 令和8年度 問93:ISMSに関する問題(ISMS)
- 令和8年度 問46:問題管理の説明(サービスマネジメント)
- 令和7年度 問37:SLAに関する問題(サービスマネジメント)
- 令和6年度 問46:構成管理に関する問題(サービスマネジメント)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)