令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11
通信プロトコル
TCPに関する問題
TCPの通信において,サーバがクライアントから要求を受けて3ウェイハンドシェイクを用いたTCPコネクションを確立するとき,サーバがSYNフラグの付いたパケットを受け付けるのはどの状態のときか。
- アLISTEN
- イSYN-RECEIVED
- ウSYN-SENT
- エTIME-WAIT
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✓ これが正解アLISTEN
解説
接続を待ち受ける LISTEN の状態で、サーバは SYN を受け付けます。
TCP では、サーバは接続を受け付けるためにポートを開いて待ち受けの状態に入ります。この状態が LISTEN です。クライアントが SYN の付いたパケットを送ると、LISTEN にあるサーバはそれを受け付け、SYN と ACK の付いたパケットを返して SYN-RECEIVED の状態に移ります。最後にクライアントから ACK が届くと、接続が確立した状態になります。つまり、3ウェイハンドシェイクの最初の SYN を受け付けるのは、待ち受けている LISTEN の状態のときです。見分ける軸は、それぞれの状態が接続のどの段階かです。待ち受けて SYN を受けるのが LISTEN、受けた後が SYN-RECEIVED、と順番で覚えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イSYN-RECEIVED:SYN-RECEIVED は、サーバが SYN を受け取って SYN と ACK を返した後の状態です。最初の SYN を受け付けた結果として移る状態なので、SYN を受け付けるときの状態ではありません。
- ウSYN-SENT:SYN-SENT は、接続を始める側が SYN を送り、相手からの応答を待っている状態です。クライアント側がとる状態であり、要求を待ち受けるサーバの状態ではありません。
- エTIME-WAIT:TIME-WAIT は、接続を終える手順の最後に、遅れて届くパケットに備えてしばらく待つ状態です。接続の終了にかかわる状態で、新しい接続の SYN を受け付ける状態ではありません。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11
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