平成21年度 春期 午前Ⅱ 問22
システム企画
共通フレームに関する問題
共通フレーム2007によれば,要件定義プロセスのアクティビティはどれか。
- アシステム化計画の立案
- イシステム方式設計
- ウソフトウェア要件定義
- エ利害関係者要件の定義
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✓ これが正解エ利害関係者要件の定義
解説
利害関係者の要件を定めるのが、要件定義プロセスのアクティビティです。
設問が引く共通フレーム2007では、システム化の流れを企画プロセス、要件定義プロセス、開発プロセスなどに分け、それぞれにアクティビティを定めています。要件定義プロセスは、システムに関わる利害関係者を明らかにし、その人たちがシステムに求めることを要件として引き出し、まとめて合意する段階です。利害関係者要件の定義はまさにこの内容で、要件定義プロセスのアクティビティに当たります。企画、要件定義、開発のどの段階の作業かを順に当てはめていくと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アシステム化計画の立案:システム化計画の立案は、経営上の課題を受けてシステム化の構想を具体的な計画に落とし込む作業で、企画プロセスに属します。利害関係者の要件をまとめる要件定義プロセスより前の段階です。
- イシステム方式設計:システム方式設計は、要件をもとにシステムをハードウェアやソフトウェアなどの構成要素に分ける作業で、開発プロセスに属します。要件定義プロセスで合意した要件を受けて行う、後の段階の作業です。
- ウソフトウェア要件定義:ソフトウェア要件定義は、名前に要件定義と付いていますが、システムの方式が決まった後にソフトウェア部分の要件を定める作業で、開発プロセスに属します。名前だけで要件定義プロセスと判断しないよう注意が必要です。
この問題の用語
- 共通フレームシステムの企画から運用までの作業と役割を、共通の言葉で並べた指針です。発注する側と受ける側で認識がずれないようにするために使います。
- 企画プロセス経営上のニーズと、業務上の課題を明らかにする工程です。共通フレームではここでシステム化計画を立て、作る仕事はまだ始めません。
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
- システム化計画何を、いつまでに、どれだけの費用で作るかを描いた計画です。共通フレーム2013では、これを立案するのが企画プロセスの仕事です。
- 利害関係者決定や活動に影響を与える、または影響を受ける人や組織のこと。利用者や株主、取引先などが含まれ、ステークホルダとも呼ばれます。
出典:平成21年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問22
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問14:妥当性確認プロセスの目的(利害関係者)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問20:要件が検証可能である例(要件定義)
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問16:システム適格性確認テストの説明(共通フレーム)
- 平成23年度 特別 午前Ⅱ 問23:システム化計画に関する問題(システム化計画)
- 平成23年度 特別 午前Ⅱ 問1(企画プロセス)
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