平成24年度 春期 午前Ⅱ 問25
システム企画
共通フレームに関する問題
共通フレーム2007(SLCP-JCF 2007)の目的はどれか。
- ア取得者と供給者の二者間取引におけるシステムの使用開始から終了までの使用条件を定めること
- イ取得者と供給者の二者間取引における紛争の調停方法を定めること
- ウ取得者と供給者の二者間取引に共通の物差しとして用いることで,取引を明確化すること
- エ取得者と供給者の二者間取引の契約条件をパターン化すること
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✓ これが正解ウ取得者と供給者の二者間取引に共通の物差しとして用いることで,取引を明確化すること
解説
取得者と供給者の共通の物差しとして、取引を明確化することが目的です。
見分ける軸は、共通フレームが取引の中で何の役割を果たすかです。設問が引く共通フレーム2007は、ソフトウェアを中心としたシステムの開発や取引において、取得者と供給者が同じ言葉で話せるように、作業の内容や範囲、用語を標準化した枠組みです。両者がこれを共通の物差しとして使うことで、どの作業をだれが行うかといった取引の内容を明確にし、認識の食い違いを防ぎます。契約条件そのものや紛争の解決方法、使用条件を定めるものではありません。作業と用語をそろえて取引を明確にする物差し、と目的を一言で覚えると、契約や紛争に寄せた記述と見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア取得者と供給者の二者間取引におけるシステ…:使用開始から終了までの使用条件を定めるのは、利用契約などで個別に取り決める内容です。共通フレームは作業や用語をそろえるための枠組みで、システムの使用条件を定めるものではありません。
- イ取得者と供給者の二者間取引における紛争の…:紛争の調停方法は、契約や裁判外の紛争解決の仕組みなどで扱うものです。共通フレームは作業と用語をそろえて、そもそも認識の食い違いを生みにくくする枠組みであり、調停方法は定めていません。
- エ取得者と供給者の二者間取引の契約条件をパ…:契約条件のパターン化は、モデル契約書のような取組みが担うものです。共通フレームは契約の条件ではなく、取引で行う作業の内容や範囲をそろえるための物差しです。
この問題の用語
- 共通フレームシステムの企画から運用までの作業と役割を、共通の言葉で並べた指針です。発注する側と受ける側で認識がずれないようにするために使います。
- 供給者製品やサービスを外部から提供する事業者のこと。社内の部門とは区別され、提供する内容や水準は契約で取り決めます。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
- パターン繰り返し現れる規則性や、決まった形のことを指します。膨大なデータを処理して、そこに隠れた規則性を見つける使い方が広がりました。
出典:平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問25
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問13:INVESTに関する問題(パターン)
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問21:ベンダー間の契約についての記述(契約)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問16:テクニカルプロセスの説明(供給者)
- 平成31年度 春期 午前Ⅱ 問19:事業関係管理に関する問題(供給者)
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問16:システム適格性確認テストの説明(共通フレーム)
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