平成22年度 春期 午前Ⅱ 問9
ソフトウェア開発管理技術
SPAに関する問題
情報システムの企画,開発,運用,保守作業にかかわる国際標準の一つであるSPA(Software Process Assessment)の説明として,適切なものはどれか。
- アソフトウェアプロセスがどの程度標準化・定量化され,継続的に改善されているかを判定することを目的としている。
- イソフトウェアライフサイクルを主プロセス,支援プロセス,組織プロセスの三つのプロセス群に分け,作業内容を定めている。
- ウ品質保証に関する要求項目を体系的に規定した国際規格の一部である。
- エプロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドである。
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✓ これが正解アソフトウェアプロセスがどの程度標準化・定量化され,継続的に改善されているかを判定することを目的としている。
解説
ソフトウェアプロセスの標準化・定量化・継続的改善の度合いを判定します。
SPA(Software Process Assessment)は、その名のとおり、ソフトウェアプロセスを評価するための枠組みです。組織のソフトウェアの開発や保守のプロセスが、どの程度標準化され、定量的に管理され、継続的に改善されているかを判定し、プロセスの能力を段階で示します。評価の結果は、組織が自らのプロセスの弱いところを見つけて改善につなげたり、発注者が委託先の能力を確かめたりするのに使われます。名前にある Assessment、つまり評価や判定が目的になっているかを軸に見ると、作業内容を定める枠組みや品質保証の規格と区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イソフトウェアライフサイクルを主プロセス,…:ライフサイクルを主・支援・組織の三つのプロセス群に分けて作業内容を定めるのは、ソフトウェアライフサイクルのプロセスを規定する枠組みの説明です。プロセスを定義するもので、その成熟の度合いを判定するものではありません。
- ウ品質保証に関する要求項目を体系的に規定し…:品質保証に関する要求項目を体系的に規定した国際規格は、ISO 9000 系の品質マネジメントシステムの規格の説明です。組織の品質の仕組みへの要求事項を定めるもので、プロセスの成熟度を判定する枠組みとは異なります。
- エプロジェクトマネジメントの知識体系と応用…:プロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドは、PMBOK ガイドの説明です。プロジェクトを管理するための知識をまとめたもので、ソフトウェアプロセスの評価を目的とした枠組みではありません。
この問題の用語
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- 企画何のために作るのかを決め、進める形をまとめる最初の段階です。ここで業務の進め方そのものを見直すと、大きな改善につながります。
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
出典:平成22年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問9
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問24:内部統制に関する問題(情報システム)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問18:TCOに関する問題(保守)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問19:フェールソフトに関する問題(情報システム)
- 平成28年度 春期 午前Ⅱ 問1:SPAに関する問題(企画)
- 平成25年度 春期 午前Ⅱ 問18(企画)
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