平成28年度 春期 午前Ⅱ 問1
ソフトウェア開発管理技術
SPAに関する問題
情報システムの企画,開発,運用,保守作業に関わる国際標準の一つであるSPA(Software Process Assessment)の説明として,適切なものはどれか。
- アソフトウェアプロセスがどの程度の能力水準にあり,継続的に改善されているかを判定することを目的としている。
- イソフトウェアライフサイクルを合意プロセス,テクニカルプロセス,運用・サービスプロセスなどのプロセス群に分け,作業内容を定めている。
- ウ品質保証に関する要求項目を体系的に規定した国際規格の一部である。
- エプロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドである。
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✓ これが正解アソフトウェアプロセスがどの程度の能力水準にあり,継続的に改善されているかを判定することを目的としている。
解説
SPAは、ソフトウェアプロセスの能力水準を判定し、改善につなげる評価です。
SPA(Software Process Assessment)は、組織のソフトウェアプロセスを評価するための国際標準に基づく考え方で、プロセスがどの程度の能力水準にあるかを判定し、その結果を継続的な改善につなげることを目的としています。プロセスごとに能力の段階を定め、現状がどの段階にあるかを診断することで、改善すべき点を明らかにします。プロセスアセスメントという名前のとおり、プロセスを評価して改善するための仕組みかどうかを軸に読み分けます。評価して改善するのがSPA、作業の中身を定めるのはライフサイクルの枠組み、と覚えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イソフトウェアライフサイクルを合意プロセス…:ライフサイクルを合意プロセスやテクニカルプロセスなどのプロセス群に分け、作業内容を定めているのは、共通フレームのようなソフトウェアライフサイクルプロセスの枠組みの説明です。プロセスの能力を評価するものではありません。
- ウ品質保証に関する要求項目を体系的に規定し…:品質保証に関する要求項目を体系的に定めた国際規格の一部、という説明は、品質マネジメントシステムの規格群を指しています。品質を保証する仕組みの要求事項を定めたもので、ソフトウェアプロセスの能力の水準を判定するものではありません。
- エプロジェクトマネジメントの知識体系と応用…:プロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドは、PMBOK の説明です。プロジェクトを管理するための知識を整理したもので、ソフトウェアプロセスの評価とは目的が異なります。
この問題の用語
- 共通フレームシステムの企画から運用までの作業と役割を、共通の言葉で並べた指針です。発注する側と受ける側で認識がずれないようにするために使います。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- 企画何のために作るのかを決め、進める形をまとめる最初の段階です。ここで業務の進め方そのものを見直すと、大きな改善につながります。
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問1
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問24:内部統制に関する問題(情報システム)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問18:TCOに関する問題(保守)
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問16:システム適格性確認テストの説明(共通フレーム)
- 平成25年度 春期 午前Ⅱ 問18(企画)
- 平成22年度 春期 午前Ⅱ 問9:SPAに関する問題(企画)
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