令和2年度 10月 午前Ⅱ 問2
プロジェクトの統合
JIS Q 21500の問題
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロセス“プロジェクト作業の管理”の目的はどれか。
- ア確定したプロジェクトの目標,品質要求事項及び規格を満たしそうかどうかを明らかにし,不満足なパフォーマンスの原因及びそれを取り除くための方法を特定すること
- イチームのパフォーマンスを最大限に引き上げ,フィードバックを提供し,課題を解決し,コミュニケーションを促し,変更を調整して,プロジェクトの成功を達成すること
- ウプロジェクト及び成果物に加えられる変更を管理し,次の実施の前に,これらの変更の受け入れ又は棄却を公式にすること
- エプロジェクト全体計画に従って,統合的な方法でプロジェクト活動を完了すること
答えと解説を見る
✓ これが正解エプロジェクト全体計画に従って,統合的な方法でプロジェクト活動を完了すること
解説
プロジェクト作業の管理の目的は、計画に従い統合的に活動を完了することです。
JIS Q 21500:2018 の統合の対象群には、プロジェクト作業の指揮、プロジェクト作業の管理、変更の管理などのプロセスがあります。見分ける軸は、プロジェクト全体を統合的に扱うプロセスか、品質やチーム、変更といった個別の面を扱うプロセスかです。プロジェクト作業の管理は、プロジェクト全体計画に従って、統合的な方法でプロジェクト活動を完了することを目的とします。プロジェクト全体計画と統合的な方法という語が、統合の対象群のプロセスであることを示しています。目的の文に全体や統合という語があるかどうかで、統合の対象群のプロセスを見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア確定したプロジェクトの目標,品質要求事項…:目標や品質要求事項、規格を満たしそうかを明らかにし、不満足なパフォーマンスの原因と除き方を特定するのは、品質の対象群にある品質管理の遂行の目的です。プロジェクト全体を統合的に扱う目的ではありません。
- イチームのパフォーマンスを最大限に引き上げ…:チームのパフォーマンスを引き上げ、フィードバックや課題解決、変更の調整を行うのは、資源の対象群にあるプロジェクトチームのマネジメントの目的です。チームという個別の面を扱っています。
- ウプロジェクト及び成果物に加えられる変更を…:変更を管理し、次の実施の前に受け入れか棄却かを公式にするのは、統合の対象群にある変更の管理の目的です。同じ対象群でも、変更の扱いに絞ったプロセスです。
この問題の用語
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:令和2年度 10月 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問2
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)