平成23年度 特別 午前Ⅱ 問3
プロジェクトの統合
PMBOKのプロジェクト統合マネジメントにおいて,プロジェクトスコープの拡張や縮小を行うのに必要なものはどれか。
- ア欠陥修正
- イ是正処置
- ウ変更要求
- エ予防処置
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✓ これが正解ウ変更要求
解説
スコープの拡張や縮小には、変更要求を出して承認を得る必要があります。
見分ける軸は、合意済みの計画の範囲そのものを変える手続きかどうかです。プロジェクトスコープを広げたり狭めたりすることは、関係者が合意した計画を変えることになるので、変更要求として提出し、統合マネジメントの変更管理の手続きで影響を評価し、承認を得てから計画に反映します。設問が前提にする PMBOK の枠組みでは、是正処置、予防処置、欠陥修正も変更要求の形で扱われますが、それらは計画どおりに進めるため、または成果物の不具合を直すための措置であり、スコープの範囲を変えるものではありません。範囲を変えるなら変更要求、計画に戻すなら是正処置、と目的で区別すると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア欠陥修正:欠陥修正は、要求を満たしていない成果物の不具合を直す措置です。作るべきものの範囲は変えずに、品質を求められる状態へ戻すことが目的なので、スコープの拡張や縮小には当たりません。
- イ是正処置:是正処置は、実績が計画からずれたときに、計画どおりの状態へ戻すための措置です。計画で決めた範囲を前提にした手当てなので、範囲そのものを広げたり狭めたりする手段にはなりません。
- エ予防処置:予防処置は、将来起こりそうな計画からのずれを、前もって防ぐための措置です。これも計画の範囲を守る側の手当てであり、スコープを変えるための手続きではありません。
この問題の用語
- 是正処置不適合が起きたとき、その原因を取り除いて再発を防ぐ処置。目の前を直すだけの修正とは違い、原因まで戻って手を打ちます。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- スコープそのプロジェクトでやること、やらないことの範囲を指します。範囲を漏れなく分けて並べたものがWBSになります。
出典:平成23年度 特別 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問3
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問4:スコープクリープに関する問題(スコープ)
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問3:回帰分析の説明(スコープ)
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問1:プロジェクト憲章に関する問題(スコープ)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問3:JIS Q 21500の問題(スコープ)
- 平成29年度 春期 午前Ⅱ 問3:是正処置に関する問題(是正処置)
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