令和2年度 10月 午前Ⅱ 問8
プロジェクトの時間
資源平準化の特徴
PMBOK ガイド 第 6 版によれば,プロジェクト・スケジュール・マネジメントにおけるプロセス“スケジュールの作成”のツールと技法の特徴のうち,資源平準化の特徴はどれか。
- アアクティビティの開始日と終了日を調整するので,クリティカル・パスが変わる原因になることが多い。
- イアクティビティは,属しているフリー・フロート及びトータル・フロートの大きさの範囲内に限って遅らせることができる。
- ウアクティビティを調整しても,クリティカル・パスが変わることはなく,完了日を遅らせるようなこともない。
- エスケジュール・モデル内で,論理ネットワーク・パスにおけるスケジュールの柔軟性が評価できる。
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✓ これが正解アアクティビティの開始日と終了日を調整するので,クリティカル・パスが変わる原因になることが多い。
解説
資源平準化は開始日と終了日を調整し、クリティカル・パスを変えがちです。
PMBOK ガイド第6版のスケジュールの作成では、資源の使い方を調整する資源最適化の技法として、資源平準化と資源円滑化が示されています。見分ける軸は、資源の制約を優先して完了日まで動かすか、余裕の範囲内で調整するかです。資源平準化は、資源の需要と供給のバランスを取るために、資源の制約に合わせてアクティビティの開始日と終了日を調整する技法です。資源を優先して動かすので、元のクリティカル・パスが変わる原因になることが多く、完了日が延びることもあります。余裕の範囲を超えてでも資源に合わせるのが平準化、余裕の範囲内で収めるのが円滑化と覚えると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イアクティビティは,属しているフリー・フロ…:フリー・フロートとトータル・フロートの範囲内に限ってアクティビティを遅らせるのは、資源円滑化の特徴です。余裕の範囲を超えてでも資源の制約に合わせる資源平準化とは、調整の幅が違います。
- ウアクティビティを調整しても,クリティカル…:クリティカル・パスを変えず、完了日も遅らせないのは、余裕の範囲内で調整する資源円滑化の特徴です。資源平準化では、資源の制約を優先するためにクリティカル・パスや完了日が変わり得ます。
- エスケジュール・モデル内で,論理ネットワー…:論理ネットワーク・パス上でスケジュールの柔軟性を評価するのは、各パスの余裕を求めるクリティカル・パス法の特徴です。資源の使い方を調整する技法ではありません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- スケジュール作業の順序と日程を決めた計画のことをいいます。作業の前後関係から日程を組み立てるには、PERTが向いています。
出典:令和2年度 10月 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問8
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