令和4年度 秋期 午前Ⅱ 問18
システム企画
最も投資利益率の高いシステム化案
ある業務を新たにシステム化するに当たって,A~D のシステム化案の初期費用,運用費及びシステム化によって削減される業務費を試算したところ,表のとおりであった。システムの利用期間を 5 年とするとき,最も投資利益率の高いシステム化案はどれか。ここで,投資利益率は次式によって算出する。また,利益の増加額は削減される業務費から投資額を減じたものとし,投資額は初期費用と運用費の合計とする。
投資利益率 = 利益の増加額 ÷ 投資額
単位 百万円
| システム化案 | 初期費用 | 1 年間の運用費 | 削減される 1 年間の業務費 |
|---|---|---|---|
| A | 30 | 4 | 25 |
| B | 20 | 6 | 20 |
| C | 20 | 4 | 15 |
| D | 15 | 5 | 22 |
- アA
- イB
- ウC
- エD
答えと解説を見る
✓ これが正解エD
解説
5年間で見ると、D の投資利益率が70÷40=1.75で最も高くなります。
投資額は初期費用に5年分の運用費を足したもの、利益の増加額は5年分の削減される業務費から投資額を引いたものです。A は投資額30+4×5=50、削減額25×5=125、利益の増加額75で、投資利益率は75÷50=1.5です。B は投資額20+6×5=50、削減額20×5=100、利益の増加額50で1.0です。C は投資額20+4×5=40、削減額15×5=75、利益の増加額35で0.875です。D は投資額15+5×5=40、削減額22×5=110、利益の増加額70で1.75です。最も高いのは D の1.75です。運用費に5年分を掛けることと、削減額から投資額を引いて利益の増加額にすることの2点が、計算の要点です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アA:A は削減される業務費が年25百万円と最も大きいものの、初期費用も30百万円と最も大きく、投資額は50百万円になります。利益の増加額75百万円を投資額で割ると1.5で、D の1.75には届きません。
- イB:B は運用費が年6百万円と高く、5年分で30百万円かかるので投資額は50百万円です。削減額100百万円から引いた利益の増加額は50百万円で、投資利益率は1.0にとどまります。
- ウC:C は投資額が40百万円と小さいものの、削減される業務費が年15百万円と少なく、5年分でも75百万円です。利益の増加額は35百万円で、投資利益率は0.875と4案の中で最も低くなります。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問18
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