第58回 午後 問27
理学療法評価学
徒手筋力テストに関する問題
Danielsらの徒手筋力テストの検査肢位において、膝関節の伸展と屈曲が同じになる段階はどれか。
- 1段階1
- 2段階2
- 3段階3
- 4段階4
- 5段階5
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✓ これが正解2段階2
解説
膝の伸展も屈曲も、段階2はどちらも側臥位で検査します。
Danielsらの徒手筋力テストでは、重力に抗して動かせるかを見る段階3以上と、重力の影響を除いた肢位で動きを見る段階2以下とで、検査の姿勢が変わります。段階2は、重力の影響を除いた面で全可動域を動かせるかを見る段階です。
膝関節の伸展では、段階3以上は座位で下腿を持ち上げて見ます。膝関節の屈曲では、段階3以上は腹臥位で踵を殿部へ近づけるように曲げます。段階が3以上では、伸展と屈曲で使う姿勢が異なります。
ところが段階2では、伸展も屈曲も側臥位で、検査する脚を下にして、床と平行な面で膝を伸ばしたり曲げたりしてもらいます。重力を除くために同じ肢位を使うので、伸展と屈曲の検査肢位が一致するのはこの段階です。段階1は筋の収縮を触れて確かめる段階で、伸展と屈曲で触れる筋や姿勢の扱いが異なります。重力を除く段階2は横向きで水平に動かす、と覚えておくと、ほかの関節の段階2にも応用できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1段階1:段階1は動きは出なくても筋の収縮を触れて確かめる段階で、伸展では大腿四頭筋、屈曲ではハムストリングスの腱を触れます。扱いが分かれ、同じ検査とは言えません。
- 3段階3:段階3は重力に抗して全可動域を動かす段階で、伸展は座位で下腿を上げ、屈曲は腹臥位で曲げます。姿勢が異なるので一致しません。
- 4段階4:段階4は段階3と同じ肢位に検査者の抵抗を加える段階です。伸展は座位、屈曲は腹臥位のままで、検査肢位は一致しません。
- 5段階5:段階5も段階3・4と同じく、伸展は座位、屈曲は腹臥位で最大の抵抗に抗えるかを見ます。伸展と屈曲で姿勢が違います。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問27(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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