平成22年度 秋期 午前Ⅱ 問8
システム構成要素
レプリケーションに関する問題
レプリケーションが有効な対策となるものはどれか。
- ア悪意によるデータの改ざんを防ぐ。
- イコンピュータウイルスによるデータの破壊を防ぐ。
- ウ災害発生時にシステムが長時間停止するのを防ぐ。
- エ操作ミスによるデータの削除を防ぐ。
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✓ これが正解ウ災害発生時にシステムが長時間停止するのを防ぐ。
解説
別の場所に複製を持つので、災害時の長時間停止を防げます。
レプリケーションは、データベースなどの内容を別のサーバへ複製し、更新を自動的に反映させ続ける仕組みです。複製を遠く離れた場所に置いておけば、本番のシステムが災害で使えなくなっても、複製側に切り替えて処理を続けられるので、長時間の停止を防げます。見分ける軸は、守りたいものが設備の喪失なのか、データの中身の誤りなのかです。レプリケーションは更新をそのまま写し取るので、誤った操作や悪意による更新も複製側へ伝わってしまいます。複製は場所の被害には強いが、中身の誤りには弱い、と覚えておくと見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア悪意によるデータの改ざんを防ぐ。:悪意によってデータが改ざんされると、その更新も複製先へそのまま反映されます。レプリケーションは改ざんを止める仕組みを持たないので、改ざんの防止にはアクセス制御などの別の対策が必要です。
- イコンピュータウイルスによるデータの破壊を…:マルウェアがデータを壊した場合も、壊れた内容が複製先へ写し取られてしまいます。破壊の前の状態に戻すには、世代を分けたバックアップなど、ある時点のデータを保管しておく対策が必要です。
- エ操作ミスによるデータの削除を防ぐ。:操作ミスでデータを削除すると、その削除も複製先に反映され、両方からデータが消えます。誤った削除への備えには、削除前の状態を取り戻せるバックアップなどが向いています。
この問題の用語
- バックアップ失っても元に戻せるよう、データの複製を別に取っておくこと。取るだけでなく、戻せるかを確かめておくのが要点です。
- アクセス制御誰がどの情報や機能にどこまで触れてよいかを決め、実際に制限する仕組みです。決めた方針から外れた操作を、機械の側で止めるのが要点です。
- 改ざん保管や送信の途中で、内容を許されずに書き換えること。完全性が損なわれますが、電子署名などを使えば起きたことを見つけられます。
- ウイルスほかのプログラムに入り込んで増える、不正なプログラムです。単独で動くトロイの木馬や、自ら広がるワームとは区別されます。
出典:平成22年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問8
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11:エラープルーフ化に関する問題(バックアップ)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問25:電子計算機損壊等業務妨害の問題(改ざん)
- 平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問24(ウイルス)
- 平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問24:ステガノグラフィの機能(改ざん)
- 平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問4:エージェントに関する問題(ウイルス)
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