平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問5
システム構成要素
レプリケーションに関する問題
レプリケーションが有効な対策となるものはどれか。
- ア悪意によるデータの改ざんを防ぐ。
- イコンピュータウイルスによるデータの破壊を防ぐ。
- ウ災害発生時にシステムが長時間停止するのを防ぐ。
- エ操作ミスによるデータの削除を防ぐ。
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✓ これが正解ウ災害発生時にシステムが長時間停止するのを防ぐ。
解説
災害時に別の場所の複製へ切り替え、長時間の停止を防げます。
レプリケーションは、データを別の装置や別の拠点へほぼリアルタイムに複製し続ける仕組みです。遠隔地に複製を置いておけば、災害で本番側のシステムが使えなくなっても複製側に切り替えて処理を続けられるため、システムが長時間止まることを防げます。一方で、複製は本番側で起きた変化をそのまま写し取ります。データが改ざんされたり、マルウェアに破壊されたり、操作ミスで削除されたりすると、その結果も複製へ反映されてしまいます。レプリケーションは装置や拠点が丸ごと失われる事態には強く、データの中身が誤って変わる事態には弱い、と押さえておくと見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア悪意によるデータの改ざんを防ぐ。:悪意による改ざんが本番側で行われると、レプリケーションはその改ざん後のデータも複製先へ写します。改ざんを防ぐにはアクセス制御や改ざんの検知など、複製とは別の対策が必要です。
- イコンピュータウイルスによるデータの破壊を…:コンピュータウイルスなどのマルウェアにデータを破壊されると、壊れたデータがそのまま複製先にも反映されます。破壊前の状態に戻すには世代を分けて取ったバックアップなどが必要で、レプリケーションでは防げません。
- エ操作ミスによるデータの削除を防ぐ。:操作ミスで削除したデータも、レプリケーションは削除した状態のまま複製します。誤削除から立ち直るには、削除前の時点を保存したバックアップから戻す仕組みが向いています。
この問題の用語
- バックアップ失っても元に戻せるよう、データの複製を別に取っておくこと。取るだけでなく、戻せるかを確かめておくのが要点です。
- マルウェアウイルスやランサムウェアなど、利用者に害を与える目的で作られたソフトの総称です。感染すると情報を盗まれたり操作できなくされたりします。
- 改ざん保管や送信の途中で、内容を許されずに書き換えること。完全性が損なわれますが、電子署名などを使えば起きたことを見つけられます。
- ウイルスほかのプログラムに入り込んで増える、不正なプログラムです。単独で動くトロイの木馬や、自ら広がるワームとは区別されます。
出典:平成25年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問5
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11:エラープルーフ化に関する問題(バックアップ)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問25:電子計算機損壊等業務妨害の問題(改ざん)
- 平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問24(ウイルス)
- 平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問24:ステガノグラフィの機能(改ざん)
- 平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問4:エージェントに関する問題(ウイルス)
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