平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問11
サービスマネジメント
サービストランジションの説明
ITIL v3におけるサービストランジションの説明はどれか。
- ア規定された要件と制約に沿って,サービスを運用に移行し,確実に稼働させることである。
- イサービスの効率,有効性,費用対効果の観点で運用状況を継続的に測定し,改善していくことである。
- ウサービスの内容を具体的に決めることである。
- エ戦略的資産として,どのようにサービスマネジメントを設計,開発,導入するかについての手引を提供することである。
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✓ これが正解ア規定された要件と制約に沿って,サービスを運用に移行し,確実に稼働させることである。
解説
サービストランジションは、サービスを運用へ移して確実に稼働させます。
ITIL v3 は、サービスのライフサイクルを、戦略、設計、移行、運用、継続的改善の五つの段階で捉えます。見分ける軸は、どの段階の役割を述べているかです。サービストランジションは移行の段階で、設計されたサービスを、規定された要件と制約に沿って本番の運用に移し、確実に稼働させます。変更管理やリリース管理、構成管理などがこの段階に含まれます。設計したものを運用へ渡す橋渡しがトランジション、と覚えると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イサービスの効率,有効性,費用対効果の観点…:サービスの効率や有効性、費用対効果の観点から運用状況を測定し、改善を続けていくのは、継続的改善の段階の説明です。移行の段階ではなく、運用に入った後の改善を受け持ちます。
- ウサービスの内容を具体的に決めることである…:サービスの内容を具体的に決めるのは、サービスデザインの段階の説明です。どのようなサービスにするかを設計する段階で、出来上がったサービスを運用へ移すことは次の段階の役割です。
- エ戦略的資産として,どのようにサービスマネ…:サービスマネジメントを戦略的資産として、どう設計し、開発し、導入するかの手引を示すのは、戦略の段階の説明です。方向性を決める段階に当たり、運用への移行を扱うものではありません。
この問題の用語
- 移行いまのシステムから新しいシステムへ、業務とデータを移し替えることです。切り替えの手順と、途中で起きる問題の備えが要になります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:平成24年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:移行に関する問題(移行)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問2:サービス継続管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問22:クラウドサービス派生データの問題(移行)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問1:継続的改善の説明(移行)
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