平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問12
サービスの運用
フルバックアップに関する問題
次の処理条件でサーバ上のファイルを磁気テープにバックアップするとき,バックアップの運用に必要な磁気テープは何本か。
〔処理条件〕
(1) 毎月初日(1日)にフルバックアップを取る。フルバックアップは1回につき1本の磁気テープを必要とする。
(2) フルバックアップを取った翌日から次のフルバックアップまでは,毎日,差分バックアップを取る。差分バックアップは,差分バックアップ用として別の磁気テープに追記し,1か月分が1本に記録できる。
(3) 常に6か月前の同一日までのデータについて,指定日の状態にファイルを復元できることを保証する。ただし,6か月前の同一日が存在しない場合は,当該月の月末日以降のデータについて,指定日の状態にファイルを復元できることを保証する(例:本日が10月31日の場合は,4月30日以降のデータについて,指定日の状態にファイルを復元できることを保証する)。
- ア12
- イ13
- ウ14
- エ15
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ14
解説
最も古い月から当月まで7か月分、各2本で14本必要です。
必要な本数は、復元を保証する期間の中で、同時に保管しておくべきテープの数です。見分ける軸は、保証期間の最も古い日がどの月にかかるかです。たとえば本日が10月15日なら、4月15日以降の任意の日の状態に戻せなければなりません。4月15日の状態に戻すには、4月1日のフルバックアップと、4月分の差分バックアップのテープが必要です。したがって4月から当月の10月までの7か月分について、フルバックアップ用1本と差分バックアップ用1本ずつ、7×2=14本を保管します。11月1日になると保証の起点は5月1日に移り、4月分の2本は再利用できるので、それ以上は増えません。最も古い月も含めて月数を数える、と覚えておくと数え違いを防げます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア12:12本は、6か月分の月数にフルバックアップ用と差分バックアップ用の2本を掛けた6×2の値です。保証期間は最も古い月と当月の両方を含む7つの月にまたがるので、1か月分の2本が足りません。
- イ13:13本では、保証期間の最も古い月の途中の状態に戻せません。その月のフルバックアップに加えて、その月の差分バックアップのテープも必要なので、7か月分ともフル用と差分用の2本ずつがそろっていなければなりません。
- エ15:15本でも運用は回りますが、最少の本数ではありません。翌月の初日には保証の起点が進んで最も古い月の2本が不要になり、そのテープを新しいフルバックアップに上書きできるので、14本で足ります。
この問題の用語
- フルバックアップ対象のデータを毎回まるごと保存する方式。1回にかかる時間は長くなりますが、復元はその1本だけで済みます。
- 差分バックアップ前回のフルバックアップ以降に変わった分だけを取る方法です。毎日行えば、フルバックアップの間の日でも前日の状態まで戻せます。
出典:平成24年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問11:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問11:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問14:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)