平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問4
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
容量・能力管理に関する問題
オンラインシステムの性能監視における注意事項のうち,適切なものはどれか。
- アOSやネットワークなどの複数の測定項目を定常的に監視する。
- イオンライン時間帯に性能を測定することはサービスレベルの低下につながるので,測定はオフライン時間帯に行う。
- ウ性能データのうちの一定期間内の最大値だけに着目し,管理の限界を逸脱しているかどうかを確認する。
- エ性能を測定する間隔は短いほど良い。
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✓ これが正解アOSやネットワークなどの複数の測定項目を定常的に監視する。
解説
OSやネットワークなど複数の測定項目を、定常的に監視します。
オンラインシステムの性能は、CPUやメモリ、ディスク、ネットワーク、OSの資源など多くの要素が組み合わさって決まります。応答時間が悪化したとき、どこがボトルネックになっているかは一つの項目だけを見ても分かりません。そのため、複数の測定項目を日頃から継続して監視し、平常時の値と傾向を押さえておくことが性能監視の基本になります。平常時のデータがあれば異常の兆しを早く見つけられ、容量・能力管理での将来の予測にも使えます。性能監視は、多くの項目を、普段から、続けて見るという三つの点で考えると、時間帯や間隔を極端に絞った選択肢を見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イオンライン時間帯に性能を測定することはサ…:性能が問題になるのは利用者が使っているオンライン時間帯です。その時間帯を避けてオフラインで測ると、実際の負荷がかかった状態の性能が分かりません。測定による負荷は、測り方を工夫して小さく抑えるのが筋です。
- ウ性能データのうちの一定期間内の最大値だけ…:一定期間の最大値だけを見ていると、平均的な負荷の推移や、少しずつ悪化していく傾向を見逃します。管理の限界を逸脱しているかを判断するにも、値の分布や時間的な変化をあわせて見る必要があります。
- エ性能を測定する間隔は短いほど良い。:測定の間隔を短くするほど、測定そのものの負荷やデータ量が増え、システムに影響を与えかねません。間隔は短ければ良いのではなく、監視の目的とシステムへの負荷の兼ね合いで決めるものです。
この問題の用語
- 応答時間要求を終えてから、最初の結果が表示され始めるまでの時間です。処理がすべて終わるまでを測るターンアラウンドタイムとは別です。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
- サービスレベル顧客に約束するサービスの水準。満足度や稼働率のように、具体的に測れる形で決めておくのが決まりになっています。
出典:平成25年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問4
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問9:仮想化に関する問題(応答時間)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問11:容量・能力管理に関する問題(サービスレベル)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問12:仮想化に関する問題(応答時間)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問6:キャパシティ管理に関する問題(応答時間)
- 平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問4:インシデント管理の達成目標(サービスレベル)
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